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(No24) 仏像鑑賞のご案内その24 馬頭観音菩薩   

 望月信成・佐和隆研・梅原猛共著の『仏像 心とかたち』(NHKブックス)では、古来日本人が仏像を鑑賞するにあたっては、いわば仏像を対象に自らの抒情詩を語る方法と、専ら様式に拘泥する二つの方法があったとしている。
 私が目指すのは、後者、すなわち様式論に限定するものである。





(1)  馬頭観音菩薩の意味

 
馬頭観音
菩薩:サンスクリット語で「ハヤグリーヴァ」。

 「馬の頭をもつもの」という意味。

 ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身。



(2) 馬頭観音菩薩のすがた

 
  顔・手足・印相 持物・装飾品 台座・姿勢 その他
一般形 忿怒形(ふんぬぎょう)である唯一の観音。
頭上に馬頭を頂くのが最大の特徴。
顔・手の数は多様だが三面八臂が多い。
体色は赤色が基本。
人身馬頭の例もある。






※ 観世音寺(福岡県太宰府市)→三面・三眼・八臂

※ 浄瑠璃寺(京都府相楽郡)→四面・八臂


 
 整備中ですが、データベースは下から↓
如来部 菩薩部 明王部 天部 垂迹部


  

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