奩(れん) |
灯(=鐙。とう) |
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円筒形の身に、深くかぶせる蓋の付いた器。
木胎漆製と青銅製があるが、後者は小さい三足と一対の環耳が付いたものが多い。
奩は鏡、刷毛、櫛などの化粧道具を入れる箱だが、漆製で食物を入れたものもある。
戦国時代中期に出現し、漢代に流行した。 |
室内を照らす灯明皿。
高い脚の上に皿が載ったものと、高脚の代わりに長い柄が付くものの2種類がある。
両者いずれにも「鐙」(とう)という自銘器があり、名称は確定していない。 |
博山炉(はくざんろ) |
灯火器 |
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高脚付きの皿に、透かし彫りで山を象った蓋が載る香炉。
衣服などを香で燻らせて防虫効果を図った。
脚は人物や獣などで表現されることもある。
蓋部分は樹木や禽獣、神人などが配され、後代には神仙思想の博山と考えられるようになったため、博山炉と呼ばれた。 |
いわゆるランプ。
大きな柄(把手)の内部は空洞になっており、内部で獣脂に浸した灯心を燃やし、すすや臭いは柄の内部の空洞を通って灯火器下部に導かれ、灯火器下部にためられた水の中に通して防臭効果などを狙っている。 |
熨斗(うっと) |
<倉(そう)> |
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前部の火皿に炭などを入れ、いわゆるアイロンとして用いる。 |
方形で横長の穀物倉庫を「倉」と呼ぶ。
壁画や画像石・画像磚や陶製明器にみられる。 |
<廩(りん)> |
<囷(きん)> |
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倉と同じく穀物倉庫だが、背の高い縦長のものを「廩」(りん)と呼ぶ。
陶製明器などにみられる。 |
倉と同じく穀物倉庫だが、平面が円形のものを「囷」(きん)と呼ぶ。
陶製明器などに多くみられる。 |