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上海旅遊記(4)豫園商城〜南翔饅頭店・新緑波廊編
豫園の西側に広がる、昔ながらのみやげ物屋などが立ち並ぶ一大マーケット街が豫園商城。
豫園の出口を出て、豫園路を西に進む。道の右側に見えるのが、緑波廊というレストラン。
その先、ちょっとした広場があるが、パラソルを立てた売店やテーブル席でいっぱい。(右写真)
パラソル席の写真に「桂花庁」という看板が写っているが、その隣が「五香豆」のお店(呉さんによると、名物らしい)、そのまた隣がおなじみスタバ。
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(お豆の店とコーヒーショップの写真は左下)
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スターバックスで思い出すのが、去年の北京。
飯香幻さんに「故宮紫禁城の中にスタバが!」と教えてもらった。
宣和堂さんとこの掲示板に「軍機処と対称の位置に・・・」とあったのに、軍機処ばかりが頭に残り、探し出すことができなかったのである。 |
探し出すことができないと言えば、隆宗門の「矢じり」も、あと一歩、門の中に歩を進め、振り返ればよかったのに、見つけることができなかった。(興味のある方は旅遊記北京編(7)−4をご参照ください)
豫園前に池があると以前書いたが、池の西側の道を北にあがると南翔饅頭店。
小籠包で有名な店だ。
宣和堂さんも「オススメ!」と書いておられた。
1階のところに、ずら〜っと長い長い行列ができている。
行列の横では、無事小籠包を手に入れた人々が座り込んで、日本でたこ焼きを食べるような感じで夢中でほおばっている。(入れ物も、長四角の透明ビニールパックで、たこ焼き風)
うまそうだな、と思いつつ、横目で通り過ぎ、夕食まで少し時間があるので、この辺をぶらつく。
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豫園商城は改装10周年か何からしい。でかいモニュメントが立っていた。
(右上写真)
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商店街の真ん中にブランコがあったので、さっそく乗ってる兄弟。(左写真)
揃いのドラゴンTシャツは、去年北京で買ったもの。(親父も臉譜Tシャツを買ったのだが、恥ずかしくて一度も袖を通していない。壁飾りにでもするか・・・)
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いささか歩き疲れた。てゆうか、明らかに呉さんがばてていて、「どうです。どこかの喫茶店でも入りますか」などと提案する。
夕食の予定時間まで30分と少しで、このまま歩き続けるのもちょっとしんどいが、どこかの店に入るのもなあ・・・と中途半端。
嫁さんが、「あっ、さっきのお店並んでみよか?」と言い、「あっ、それ、ええなあ」となった。
南翔饅頭店の行列の後ろに並んでいると、呉さんが「席がないか見て来ます」と言って、前に行った。しばらくして、「こっち!こっち!」と手招きする。
テイクアウトの売り場は1階なのだが、呉さんは上にあがる。上はテーブル席らしいが、座り込んで食事して、時間は大丈夫なのかな?
階段をあがると、人があふれている。
呉さんは「席がありませんね・・・」とあごに手を当て、首をひねっている。オイオイ、席が空いてるから、俺らを呼んだんと違うんかい?!
こちらに行ってみましょう、と呉さんが言うので、同じフロアの反対側に進む。
あれ、高級中華レストラン風だぞ。白いクロスがかけられた大きな回転テーブルが、余裕をもったスペースで配置されている。
もうすぐ夕食だと言うのに、本格的な食事をするつもりはない。テイクアウトを1人前買って、ものは試しで1個か2個ずつ食べようと思っていたのだが、だいぶ様子が変わってきた。
呉さんに「こういうところだと、一人前ずつ注文しなくてはならないのでは?もうすぐ食事でしょ」と聞いたのだが、「大丈夫です。みんなで分ければいいです」とのこと。
ところが、店のきつい顔をしたお姉ちゃんと呉さんが何やらもめている。より正確に言うと、呉さんがひとこと言うと、お姉ちゃんに十ことくらい、がんがんまくしたてられている。
呉さんが「え〜と、こうゆう店では一人につき注文する時の最低価格というのがあって、全部で150元必要になります」
だから、言っただろう!全然大丈夫ちゃうやん。
しかし、既におしぼりなども配られている。ここで、席を立ってもよかったのだが、南翔饅頭店の小籠包はぜひ食べてみたかったので、そのまま注文することにした。
「セットにはスープもついてますよ」と妙ににこやかな呉さん。別に謝罪までしてくれんでええけど、ちょっと違うんちゃう?
「やっぱり、人気があるからどんどん店が大きくなるのですね。私がここへ来たのは何年前になるでしょう。その時には、こういう場所はなかった」
どんなとこか知らんのに、俺らを案内してきたんかい!!
結論から言うと、スープ(湯)も、蒸篭にはいって出された小籠包(1人6個)も実にうまかった。
小籠包(しょーろんぽー)とは、日本でいう「パン」っぽい肉饅頭よりは、餃子っぽいシュウマイというイメージだろうか。熱々ジューシーなのが特徴。
結果的には、ひとり6個なんで苦労せずに食べきれた。さて、お勘定。150元というので、うちの5人で150元と思っていた。で、呉さんが自分の分を払おうとしたら、それを押しとどめてこちらで払おうと考えていた。
ところが、勘定書きを見ると「6個20元×6人=120元、湯5元×6人=30元」とある。
何や、最初からこっち持ちかい。もともと呉さんの分も払うつもりだったから、別にええねんけどな。何や、当たり前みたいな顔して、ごちそうさまとも何とも言わんしなあ。
25元で恩を着せるつもりもないし、自分の子どもが、何かしてもらったのに黙ってた時みたいに「呉さん!ありがとうっは?」って叱るわけにもいかんしなあ。
何や、こんなことにこだわってると、段々自分がごっつセコイ人間のようで、いやになってくるなあ。
『歩き方』によると、「1階はテイクアウト専用で、16個8元(餡が豚肉のみ)。2階は〜餡が豚肉とカニ(16個15元)のコーナーは、常にお客が多く、席待ちが必要だが、餡がエビとカニ(6個20元)のコーナーは料金が高いためか、そう待つこともなく座ることができる」
で、夕食会場へ。豫園前の池の南にあるのが1979年創業の緑波廊酒楼。しかし私らが案内されたのは同じ緑波廊でも、そこより南の新緑波廊餐庁。
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左写真は、緑波廊新館の店内の雰囲気。
ウェイトレスさんのチャイナドレスのスリットがセクシーなのですが、椅子の背もたれで微妙に隠しているところが何とも上品な写真でしょ。(←デジカメのシャッタータイミングの「ずれ」ちゃうかって?) |
料理はおいしかったですが、小籠包は南翔饅頭店の方が美味しかったです。
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