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(No94) 2008 なら燈火会 その1


 長女(大学2年)が、「なら燈火会(とうかえ)」のチラシを持ってきて「行きたいワン!」と言ってきました。

 父親としては「一緒に行くBFもおらんかい!」と言いたいところですが、本心を言うと、そんな奴がいると複雑かもしれず、「仕方ないなぁ・・・」と表面では渋面をしつつ、必死で仕事を段取りして、午後から休みを取りました。

 午後4時に自宅を出発。


 これが会場マップです。
 赤丸、赤数字が会場。

 黄丸、黄数字がその他スポットです。

1:近鉄奈良駅

2:娘と晩御飯を食べたイタリアン・レストランの「ポンテ・ロッソ」

3:猿沢池会場

4:五十二段会場

5:興福寺会場

6:一の鳥居

7:浮見堂会場

8:浅茅ヶ原会場

9:春日大社参道会場

10:森鴎外旧居

11:浮雲園地会場

12:春日野園地会場

13:南大門

14:東大寺鏡池会場

15:東大寺

16:奈良国立博物館会場
 


 一応イベント開始は午後7時。
 奈良駅に着いたのが5時半くらいだったので、先にご飯食べちゃおうか、とゆうことで「ひがしむき商店街」の真ん中あたりを少し西に入ったところで見かけたイタめし屋さんに入りました。

 ペアセットを頼みました。前菜のハムたっぷりのサラダ、トマトソースのパスタ、卵やトマトをアクセントにしたピッツァ、チキンと海老のソテーのメイン。
 なかなかおいしかったです。店の名前はポンテロッソといいました。

 そこから「ひがしむき商店街」に戻り、南下。そして少し東へ行くと「よもぎ餅早つき」で有名な中谷堂。動画はここここで。
 私は「なま」で見たことがあるのですが、娘にも見せてやろうと店頭へ。しかし残念なことに「つき始め」らしく、「返し手」の存在はなく、二人とも杵を持ってスローペースでついてました。
 「ここは、もうちょいしたら、仕上げで、目にもとまらん速さで餅つきしはるねん」と娘に言いつつ、さらに東へ。

 「采女神社の特徴は?」(答え:本殿が鳥居に背を向けている。うちのサイトではここで)なんてクイズを出しつつ、猿沢池会場(地図3)を回る。もちろん「衣掛柳」についても解説。

 五十二段会場(地図4)から興福寺会場(地図5)へ。

 ここでも、「有名な『阿修羅』はどこにいるでしょう?」(答え:国宝館)とか「あの白壁の建物は何でしょう?」(答え:大湯屋=浴場)てなクイズを出しつつ一の鳥居(地図6)へ。

 ここも「去年、鳥居は改修で、なくなってたんや」と言うと「道理で新しそうな塗りや思たわ」と言っていた。
  
 これは浮見堂会場(地図7)の池を撮ったもの。

 まだ、「燈火会」の灯りは点火されていない。

 池に浮かんでる貸しボートはお分かりだろうか?ボートには提灯がついていて、これも、もう少し暗くなったら点灯されるのである。

 

 私の拙い写真だけではイメージがちゃんと伝わらないだろうと思われるので、プロが撮った浮見堂の写真を公式ガイドブック(当日駅や会場で無料配布)から拝借させていただく。

 実際に観た(帰り道で完全に点灯している状態でも観たのだが)印象としては、このパンフほどの荘厳な雰囲気はなく、「もうちょっとショボかったなぁ。さすがプロは上手く撮るなぁ」ってとこ。
 公式ガイドブックより。

 続いて斜面を上がって浅茅ヶ原会場(地図8)へ。

 ここは竹のオブジェが特徴となっている。

 7時少し前だったと思う。

 まだ明るいが、点灯はされていた。

 この竹のドームの秘密については次回で。

 

 
 ここも浅茅ヶ原の竹のオブジェ。

 地面の「灯り」は分かりにくいだろうが「ハート」の形に並べられていた。

 

 
 これが公式ガイドブックの写真。

 

 そこから北に少し行くと春日大社参道会場(地図9)。

 
 この会場のディスプレィは14日のみらしい。

 このように参道両脇を灯籠が並ぶ。

 普段は、この道は日が暮れると真っ暗である。

 以前、正倉院学術シンポジウム2006を、春日大社「感謝・共生の館」で受講した時の帰りのことであったが、道は真っ暗だし、思いもよらず近くでいきなり鹿が鳴いたりするし、でやたらビビリまくった記憶がある。

 

 
 公式ガイドブックより。

 

 旧奈良県物産陳列所(現 仏教美術資料研究センター)を左に見つつ交差点へ。

 ここで少し西に戻って「さて、この門(地図10)は明治の文豪の旧居ですが、誰でしょう?」なんてクイズを出す。そこの写真はここで。

 交差点を渡り、南大門へは行かずに斜めに入って浮雲園地会場(地図11)へ。

 「燈火会」と灯りで表現していた。


 「会」という字が下の写真でもご確認いただけるだろうか?
 
 

 

 
 ロープが張られてる区域もあるが、多くのスペースでは自由に灯りの間に入っていける。


 浮雲園地の向こうに見える「若草山」の灯り。

 山の斜面に灯りを並べるのも、点火してまわるのも大変だろうなぁと思った。


 これ(↓)がプロの写真(公式ガイドブック)。真ん中の石畳の道がやたら幻想的に見えますが・・・。今年のガイドブックの写真は当然去年の写真だろうから、去年はこんな感じで設営されていたのだろうか?

 
 


 浮雲園地会場から春日野園地会場へ進む途中の竹籠オブジェのアップ。

 
 「なら燈火会」というシールが貼ってます。

 
 竹籠オブジェの全体像はこんな感じ。

 で、春日野園地会場(地図12)へ。

 写真の左でうっすら浮かび上がってるのは南大門の屋根。
 右端で浮かび上がってるのは、大仏殿の鴟尾。

 で、その前に光のディスプレィ。

 
 もう少し近づきました。

 南大門の屋根は、より大きく写ってますね。

 
 「夕方」から「夜」に移り行く空が、なかなかハードな感じで好きです。


 この春日野園地も、公式ガイドブックのプロの写真で雰囲気をつかんでいただこう。
 

 

 では、続きは次回に。

 

 


 お疲れ様でした。

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