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(No158) 地域主権シンポジウム 聴講記 その7   

 
 平成23年2月13日(日)ヴィアーレ大阪で開催された地域主権シンポジウムの聴講メモ。

 


 


八尾市長 田中 誠太(たなかせいた) 氏

 八尾市では小学校区を基本としています。

 平松市長は地域懇談会に取り組んでいます。

 コミュニティを重視するなら、市の役割は必要なくなる?市を分割したら?とかになる。

 自分の市のエゴと、全体の利益とどう調整するか、という課題が出てきます。

 


宇治市長 久保田 勇(くぼたいさむ)氏


 基礎自治体の論議をすると、市が要るか?となりますが、私は市の機能は要ると思います。

 災害時に市民はどこに電話をするか?

 県や国には電話をしないんです。京都府の水道が壊れ、宇治市の6割ほどが断水してしまった事故がありました。

 その時、本市には4.5万件の苦情電話が入りました。
 その後、京都の山田副知事とお話する機会があったのですが、その時に断水事故について苦情電話が入りましたか?と訊ねました。全く府には入ってなかったそうです。

 やはり顔の見える「市」に苦情が入るのです。


八尾市長 田中 誠太(たなかせいた) 氏


 市は分割すべきでないと思います。

 
 合併や連携が必要。府は880万人。市は266万人。堺は80万人。

 政令市2市を併せると340万人。
 府下8つくらいの政令市になればいいと思います。

 そうなったら府の機能というのは、警察業務くらいだと思う。

 町村合併は難しいが、重要です。
  区役所に行かなくてもサービスを受けられるようにするにはどうしたらいいか。

 交付税とか臨時財政対策債。100奥の交付金、臨財債が50億。
 都市間連携だけでは財源が一緒にはならないのでは?と思います。

 

 


 

大阪市長 平松 邦夫(ひらまつくにお) 氏


 大阪市は大都市には珍しく町会組織が残っています。

 
 9割以上の地域もありますし、5割以下のところもあります。

 しかし、人口が○万人・・・というだけでバラバラにすることがいいのか?

 30万人が最適だと言っている人がいるが、根拠があるのか?これだけ密集すれば、外部効率性も内部効率性も変わってくる。
 でも、その両方の効率性を追わねばならない。

 外部も内部も効率性を追わねばならない。

 地域ニーズを斟酌せず、法人税に寄りかかっていた過去の大阪市にいつまでもとらわれていてはいけない・・・・そう思います。



 

 お疲れさまでした。 
 
  

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