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(No40) 大阪市立東洋陶磁美術館 企画展「酒器に酔う 東アジアの酒文化」同時開催 平常展 鑑賞記 その6(中国 青花)

 平成20年12月23日(火)に、標記企画展を観に行ったときにボランティアガイドYさんにご案内いただいた・・・・・の続き。
 


 青を発色するのはコバルトです。

 コバルトが多く用いられるのが12〜13世紀の元・明代の青花ですが、8世紀には既にシルクロードを通じイランのコバルトが輸入され、三彩に用いられていたことがわかっています。

 元代は世界帝国ですから西域のコバルトが盛んに輸入されました。元代の青花では、全面にコバルトが用いられ、余白がほとんどありません。

 その後、明代に入り、当初鎖国政策を取ったため、コバルトの輸入も途絶えました。その当時は、銅を使用した釉裏紅の技法が用いられましたが、永楽帝の時代になって再びふんだんに用いられるようになりました。

 明の成化の時代に宮廷で用いられた薄手の青花の碗はパレスボウルと呼ばれ欧米で特に珍重されています。


 



重文 青花 蓮池魚藻文 壺(せいか れんちぎょそうもん こ) 景徳鎮窯 元(1271〜1368) h:28.2 
解説はここから。
重文 青花 牡丹唐草文 盤 景徳鎮窯 元(1271〜1368) 14C d:44.5
解説はここから。
青花 龍牡丹唐草文 双耳壺 (せいか りゅうぼたんからくさもん そうじこ) 景徳鎮窯 元(1271〜1368) 14C h:38.7
解説はここから。
重文 青花 花鳥文 盤 景徳鎮窯 明・永楽(1403〜1424) d:50.5

解説はここから。
青花 龍波濤文 扁壺 景徳鎮窯 明・永楽(1403〜1424) h:45.0
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青花 花鳥文 水注 景徳鎮窯 明・永楽(1403〜1424) h:33.7
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青花 宝相華唐草文 壺 「大明宣徳年製」銘 景徳鎮窯 明・宣徳(1426〜1435) h:35.8
解説はここから。
青花 龍文 瓶 景徳鎮窯 元 14C
青花 双鳳文 盤 景徳鎮窯 明・成化(1465〜1487在銘) d:18.6

解説はここから。
青花 瓜文 碗(せいか うりもん わん) 景徳鎮窯 明・成化(1465〜1487)在銘。d:15.5
解説はここから。
青花 蜀葵文 碗(せいか しょっきもん わん) 景徳鎮窯 明・成化(1465〜1487)在銘。d:14.6
解説はここから。



  


 どうもお疲れ様でした。

 
  

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