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(No01) 「食玩」コレクション集
いわゆる「食玩」といわれるものがある。おまけのついたお菓子、というかお菓子がついたおまけというか。
はしりは、キャラメルのグリコなどかもしれないが、それではあくまでキャラメルが主であったと思う。
お菓子とおまけの主従関係の逆転は、たとえば「仮面ライダースナック」であろうか。
漫画「ちびまるこちゃん」などでも扱われていたが、当時、おまけの仮面ライダーカード欲しさに子供たちが次々に買い、お菓子(かっぱえびせんみたいなやつだった気がする)は捨てる・・・ということが全国で起こり、大げさに言えば社会問題化したのである。
ビッグ・ワン・ガムなんてのもあった。ちょっとしたプラモデルなのだが、申し訳のように箱にガムが1枚くっついている。
あのガムに何の意味があるかよくわからないのだが、「食品」扱いになることによって販路が広がるのだろうか?ビールと発泡酒の関係のように、プラモ単品で売るより、お菓子のおまけにするほうが税金上有利とか。
で、大人が本格的に食玩にハマリはじめたきっかけは、やはりチョコエッグに入ってた海洋堂の動物フィギアだろうか?
ま、うだうだ書いてますが、要は私も3種類ほど集めてたんで、いっぺんキリをつけとこかな、と思った次第。「照玉〜」の田中さんも以前「食玩道」てなコーナーをつくっておられたし。
(1) ワールド・タンク・ミュージアム
略称W.T.M.というシリーズがある。「世界各国で作られた戦車と軍用車両の数々を、それぞれが使われた戦場、雪のロシア、欧州の森、そして北アフリカの砂漠などに合わせた迷彩塗装を施した状態でコレクション」しようとするもの。
この際、はっきりとお断りしておきたいが、私は決して右翼でも軍事オタクでもない。
パッケージ内の説明書にあるように、「2002年の『ワールド・タンク・ミュージアム』の登場は、かつて戦車模型少年だったオトナたちの記憶を刺激し、心の置く深くに眠っていた”戦車魂”に火をつけてしまった」といったところだろうか。
で、机上に、軍団大集合。
サイズは、というと「ガンダム関係の模型と同じ1/144スケールで作られている」そうだ。
うちには、ガンダムは1台もないから、よくわからんけど。 |
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何せ、こまごましてるので、整理が大変である。
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普段は、このように本棚の空きスペースにぎゅうぎゅう詰めで並んでる。
前列はファイア・フライ。
その後ろは、パンターやティーガーですね。 |
ま、単純にいうと、ちっちゃなやつより、やっぱでかいモデルの方が嬉しい。そんな「大物」を集めてみた。
前列左がティーガーI、右はパンター。
後列は左からJS−2mスターリン重戦車、
ヤクトパンター、
ティーガーIIヘンシェル型重戦車。
で、後ろの飛行機がシュトルヒ。 |
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ご参考(←何の参考やねん)までに、現時点の私のコレクションリストを紹介する。
シリーズ02
(19)←これは各モデルの通し番号。私が集め出した時には、既にシリーズ01は販売終了だった。
シリーズ02は(19)から始まる。この番号が飛んでいるというのは、私がそのモデルを持っていないということ。では、続ける。
(19)KV−1A重戦車(ロシア)単色迷彩×1、
(23)ヤクトパンター重駆逐戦車(ドイツ)冬季迷彩×1
(註 一番最初に買って当ったのがこれ。けっこう大物だったんで、はまってしまった。これがヘッツァーなんかだったら1台でやめてたかも・・・)、
(25)III号突撃砲G後期型(ドイツ)冬季迷彩×1、(27)同 単色迷彩×1、
(29)JS−2mスターリン重戦車(ロシア)冬季迷彩×1、
(31)ヘッツァー軽駆逐戦車(ドイツ)冬季迷彩×1、(33)同 3色迷彩×1、
(36)ティーガーIIヘンシェル型重戦車(ドイツ)3色迷彩×1、
★シークレットアイテム(これは、外箱のリストには掲載されていないレアなモデル。よってモデル番号もない「番外」)
ティーガーI(ドイツ)赤(実際には真っ赤な戦車というのは無い)×1
シリーズ03
(37)ファイアフライ(イギリス)単色迷彩×2、(38)同 冬季迷彩×2、(39)同 2色迷彩×7
(WTMから足を洗おうとおもったのが、このファイアフライと後述のワーゲン。何せ、買っても買ってもファイアフライばっかし・・・・)、
(40)II号F型(ドイツ)砂漠迷彩×1、
(44)シュトルヒ(ドイツ)砂漠迷彩×1
(註 WTMとしては掟破りの「飛行機」モデル。シリーズ03が出て、最初に買った時、これが当った。これがシリーズ03になってもはまり続けた原因である)、
(47)キューベルワーゲン(ドイツ)空軍仕様×3
(註 No40は、機関砲だけで、大砲すら積んでいない。しかし、このワーゲンはただの軍用車であるから、機関砲すら積んでいない。四輪駆動ではないからジープですらない。単なるオープンカー。サイズも当然非常に小さい。
大物戦車などと比べるとあまりに見劣りすると思ったのか、ジオラマ風にテントと燃料用ドラム缶の山がついている。それでも、まだ見劣りする、購入者が不満を感じると心配したのか、戦車に搭載する予備キャタピラの一片などがおまけについている。しかし、そのおまけは小さすぎてプラスチックくずにしか見えない。
ますますわびしさを募らせ、しみじみとワーゲンをひいてしまった身の不運を呪ってしまうことになる)、
(48)同 冬季迷彩×2、(49)同 砂漠迷彩×1、
(50)T34/76 41年型(ロシア)単色迷彩×1、(51)同 スローガン×2、
(53)パンターG型(ドイツ)単色迷彩×2、(54)同 冬季迷彩×1、(55)同 3色迷彩×2
(2) 世界の神話 〜第2集 仏教神話編〜
これも、どうやら以前には第1集てのがあって、そいつはギリシャ神話か何かのシリーズらしい。
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以前オフ会でご一緒させたいただいたししん(今のHNは仙道さん)がご自分のサイトで仏像関係のイラストなどを載せておられる。
その直後に、こいつを見かけ、つい買ってしまった。
第1集の方だと絶対買ってなかったと思う。
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上写真は五大明王シリーズのうち、左が金剛夜叉明王で、中央が不動明王。で、右が降三世明王というそうだ。
五大明王のほか、四天王と金剛力士阿形と吽形(うんぎょう)で全11種。それに、やっぱリスト外のシークレットアイテムがあるらしい。
右写真が四天王の揃い踏み。
右より多聞天(毘沙門天)、広目天、増長天、持国天。
本シリーズの特筆すべき(・・・って、そんな大層なことではないが)は、同封のお菓子がまあまあ食べられる、ということ。
ピーナッツチョコが4粒ほど入っている。
食べられるのは当たり前だろうと思われるかもしれないが、WTMに付いているお菓子は、シリーズ02では「迷彩ラムネ」であった。 |
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普通のラムネじゃなくて、表面の色が緑だの茶が混ざっているのである。
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もっとも、これは、見て気持ち悪いのと、舌に変な色がつくのを我慢しさえすれば、まあ「ラムネ」であるから食べられないことはなかった。
シリーズ03では、「土嚢(どのう)型ガム」と称して、茶色い粉がまぶされた粒ガムが2個ついているのだ。この粉がなんとも変な味で、こいつは食えませんぜ。
なお、左写真が「あ・うん」コンビです。 |
(3) 戦国英雄烈伝
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「烈伝」というのは「列伝」の誤記ではない。
このシリーズ、以前宣和堂さんが集めてる・・・という話を掲示板で書いておられたような気がする。
このシリーズは、近所のスーパーで(2)の仏像シリーズと並んで売られていた。しかし、私は当初買うつもりはなかったのである。
それはなぜか?こいつはデカイのだ。 |
いかにもかさばりそう。一番下の小次郎なんて刀の先まで入れると、20cm近くある。
でかい分、高い。高い分、だぶるとショックもでかい・・・と思ったのだ。
では、なんで買い始めたのか。
こいつも単純な理由。ある日、買い物に行く嫁さんに「仏像買ってきてくれい〜」と頼んだら、間違えてこいつを買ってきたのだ。
最初に当ったのが、小次郎。そう、20cm近くあるやつ。う〜ん、シリーズ全8種類とあるのだが、どうも、この小次郎が一番はずれのような気がする。 何かくやしい。 |
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もうちょい、いいのが当らないものか。次こそは、きっと・・・。
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それで、もう少し買い続けることにしたのだ。
(W.T.Mでは最初にいいやつが当ったからハマッたと書いていた気がする。
じゃ、結局どっちでも一緒か)
全8種は次のとおり。
(1)は、織田信長。本能寺炎上の場。
(2)は、豊臣秀吉。虎皮の上に座ってる。
(3)は、徳川家康。馬に乗ってる。
(4)は、前田利家。槍を持って馬に乗ってる。 |
(5)は、武田信玄。(6)は、上杉謙信。
(5)と(6)の二つを揃えると、川中島の場となる。謙信が馬上から斬りかかる。信玄が、座って軍配で受けようとするというシーン。
(7)が宮本武蔵。(8)が佐々木小次郎。
武蔵は、袴の裾をからげ、長い櫂を構えている。
小次郎と向かい合わせれば、ご存知巌流島。
どうだろう。小次郎がいちばんの「はずれ」って感じがしないだろうか。ま、この辺は個人の好みだが。
写真にある4種類目までは、無事ダブリもなく集まっていった。
残りは四つ。
家康と利家なら「馬」付きだ。(←人間だけじゃなく馬が付いてるとやっぱ嬉しい)
信玄、武蔵いずれが来てもセットが完成する。
よ〜し、我に死角なし。どんと来い!
そう思って、次のを買った。 |
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「僕が開ける!僕に開けさせて〜!」末っ子の懇願を無視して、箱を開けると・・・・・・二人目の小次郎が出現したのであった。
フルシリーズ・コンプリートまで買い続ける気もないし、いわゆる「大人買い」(10個詰めパックのボックス買いとか)までする気もない。
しかしながら、実は、先日も仏像シリーズを2箱買ったのだ。末っ子たけしが、「お父さん、ええやつ当るように念力入れよう」というので、スーパーのお菓子売り場で、一人が1箱ずつ、頭の前に持っていって「せ〜のっ!ハァ〜っ!!」と「念力」をこめたのであった。
それを見た嫁さんがタメ息をつき、ほとほと呆れた表情をしていた。
(これを読んでいる人の3分の4くらいは同じように呆れ果てたかもしれない。)
(うちの長男なら、こう言うと「お父さん、それ仮分数やん!」とツッコミを入れる。そんな会話を聞いていると、嫁さんは、またもタメ息をつく)
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