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(No94) 桂米朝 東西落語名人会 DVD鑑賞記 これも貸していただいたもの。初演は90年9月23日。
(1) 桂米朝 「七度狐」
あんまり東京の方では見んもんが置いてありますが、講談の方では釈台と張り扇(はりおうぎ)などと申しますが、前に膝隠してなもんを置きまして、上方落語では見台(けんだい)と申します。
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小さな拍子木、小拍子(こびょうし)ゆうもんを使います。
講談の方の張り扇は紙ででけてますが、我々の方は革でこしらえてあり、たたき、と申します。
何でこんなもんを使うか、とゆうと、講談も昔は、街頭で「太平記読み」なんてものから始まりました。
大阪の落語もせいぜい芦簾(よしず)掛けのようなとこでやってましたんで、どうしても客の気ぃが外へ散るんですな。
そこで、こうゆうもんで音を出して客の注意を引き付けた。まあゆうたら、バナナの叩き売りとおんなじことで。
こちらを1回打って、こちらを2回打つ。(張扇をトン!と打ち、小拍子をタン!タン!と2回打つ。トンタンタン トンタンタン トン!と繰り返す)
前座のうちはお客も少ないんでボソボソしゃべってると不景気でしゃあないさかい、やたらガチャガチャ鳴らしたもんで、法善寺なんか歩いてると、表でも音が聞こえたもんです。 |
こうゆうもん使(つこ)てると、どうしてもこれに負けんようにと声の調子が高(たこ)ぉなる。
よぉよぉ上がりました私が初席一番叟(しょせきいちばんそう)、お後、二番叟に三番叟。四番そうには五番そう。御番僧(ごばんそう)にお住持(じゅうじ)・・・と言いますと、こら葬礼(そうれん)の方でして、何や出るなり葬礼やなんてげん(縁起、験)の悪いやっちゃとお叱りを受けるかもしれませんが、決してそうやないので、至ってげんのええことを申しております。
人間には三大礼というものがございまして、祭礼に葬礼に婚礼と、この三つですが、そん中でも一番めでたいんが葬礼でして、葬礼だけは75ぉであの世に片付いたが、閻魔さんと折り合いが悪ぅて途中で帰ってきたという話は根っから聞いたことがございません。
我々の方では、はか行きがする(「はか行きがする」とは物事が段取り良く進むこと。「墓行き」とかけている)と言います・・・・・・・なんてわけの分からんことを申しておりました。
とにかく叩きます。(トタタ トタタ タン!と調子よく繰り返し)「なかなか、こうは叩けまへんで」とゆうてたら、「やかましぃて寝られんで!」なんて怒られたりしました。
こんなもん叩けても、何の役にも立ちまへんので。
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前座は旅の噺が多い・・・・・という導入から、伊勢参りの噺、いわゆる「東の旅」。正式名称「伊勢参宮神乃賑」(いせさんぐうかみのにぎわい)。
「七度狐」の前半部が「煮売屋」。
よって、「腹が減った」と言わず洒落言葉、逆さ言葉で言えというやり取り。
煮売屋(軽食堂)での注文のくだり、「水臭い酒やな」「いや、酒臭い水じゃ」という辺りまでは、例えば吉弥の「煮売屋」とほぼ同じであるから、省略する。 |
「おっ?おやっさん、そのすり鉢に入ったぁんのは?」
「ああ、こら烏賊(いか)の木の芽和えじゃ」
「何や、そんなええもんがあるんなら二人前」
「いや、こら売りもんじゃありゃせんのじゃ。ちょっと村で揉め事があってのぉ。今日、手打ちの寄り合いがあるで、そこで出しますのじゃ」
「これが魚か何ぞやったら、一人に一匹ずつてなもんやろけど、烏賊の木の芽和えなら、盛り付けようでどないでもなるがな。ほな一人前でもええから」
「あきゃせんのじゃ」
「ほな、半人前」
「あきゃせんのじゃ」
「ほなら・・・」
「もうええ」
「・・もうええわい!」
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ここは、米朝師匠のトチリだと思う。本来は、「ほなら・・」と言いかけただけで「あかん」と言われ、まだ何も言ってないと怒る場面なのに、店の親父が「もうええ」と言ってしまっている。 |
「(喜六に)おい、はよ食うてしまい。
ほな勘定するわ。ああ、釣りはいらん。
断っとくけど、わいら妙な癖があって、飲み食いした後、走らな食うたもんが腹におさまらんねん。
外、出たら、走り出すけど、おかしゅう思わんといてや」
「ああ、そら、この通り勘定さえいただいたら、うちはどうでも」
「おやっさん、奥に何ぞ生臭さもん、ないか?」
「え?台所に生節(なまぶし)や棒だらが、水につけて」
「それや、それ。さっき黒い犬がしゅっ!と台所に入って行ったで」
「そら、いかん!」
「喜ぃこ、ほたら行くで!」
「清やん、ちょっと待ってぇな。何で、そない食うた後に走ったりすんねん。わい、横っ腹が痛(いと)ぉなってきた」
「わいの笠の下、見てみぃ」
「あ、こら、最前のすり鉢やないか」
「あの親父があんまり片意地なこと言いやがるさかいな、こっそり持ってきたったんや」
「箸ないか?」
「そんなもん、あるかい。手づかみでいけ」
「烏賊の木の芽和えのあばれ食いなんて生まれて初めてや。うん、こら、うまい」
「すり鉢なめたりすな。舌、怪我するで」
「このすり鉢、どないしょ」
「それから足がついてもいかん。どっか、その辺の草むらにでも、ほうり投げとき」
投げたすり鉢が、たまたま草むらで寝てた狐の頭に当たったんですが、この狐がただの狐やない。一ぺん人に仇(あだ)されたら七へん騙して返す、七度狐とゆう、わる悪〜い狐やったさかい、たまらん。
「悪いぃ〜奴なぁ〜。おのれぇ〜憎いは二人の旅人。よぉも稲荷の遣わしたる狐に手傷を負わしたな。思い知らさん、今に見よ!」
「どうも道を間違(まちご)ぉたのかな」
「ええ?お前頼りに歩いてんのやで」
「前、来た時は、こない大きな川はなかったように思うねやが。
ひょっとしたら、大水か何かで急にでけた川かもしれん。
ちょっと石、放り込んでみぃ。深さを調べるんや。ドブンとゆうたら深い。チャプンやったら浅い」
「・・・・・・ちょっと手ぇ貸して」
「そんな大きな岩、持ち上げてどないすんねん。でや、放り込んだか?ドブンか、チャプンか?」
「音、せえへん」
「砂、ほり込んでどないすんねん。手ごろな奴があるやろぉ。そら、馬の糞や。
・・・・・でや、ドブンか?チャプンか?」
「バサバサ、バサバサって」
「そんな音するかい?ははぁ〜、こらやっぱり急にでけた川や。
下は麦畑に違いない。そこに水が張ったるだけやさかい、そんな音がすんねん。
こら、歩いて渡れんことないわ。わいのやるように、着物を脱いで、荷物も笠にくくりつけるんや。帯でしばって、手拭いでこう・・・。そしたら着物が濡れる気遣いがない。
ちょっと、その辺で竹、二本拾といで」
「竹みたいなもん、どないすんねん?」
「いや、麦畑やゆうても、溝や井戸にでもはまったら命にかかわるがな。
せやから、この竹を両手で持って、わいが前で足で探りながら歩く。
ほんで、お前は後ろからわいに浅いか、深いか聞いてこい。わいが浅いとゆうたら、ぐっと突き出せ。そん代わり、深いてゆうたら、ぐっと引っ張って止めてくれなあかん。わかったな」
「おお、わかった。深いぞってゆうたら、ぐっ!と突き出す」
「・・・・・・・・死んでまうがな。お前が頼りなんやで」
「わかってるがな。せやけど、何やなぁ、清やん。こうして見たら、何や大井川の川渡りのようやな。
それ、大井川ぁ〜 深ぁ〜いかっ 深いか?」
「浅ぁ〜いぞっ 浅いぞ」
「田野四郎やぁ〜 ちょっと見てみろやぁ 旅人が裸んなって、お前とこの麦畑踏み荒らしとるぞ」
「おそらく、狐にでも化かされたんじゃろう。
これ、何しとるのじゃ、しっかりせんかい」
「あれ?ここにあった川は?」
「そんなもん、ありゃせんわい。まずは着物を着ぃ、着物を」
「えらい、すんまへんでした」
恥ずかしいもんやさかい道を急いでると、まだ昼過ぎて間もない筈やのに、とっぷりと日ぃが暮れてきた。
「こら今度こそ、道をとり違えたようや。どうやら、今日は野宿と覚悟せえ」
「何や、野宿て?」
「野ぉで寝るから野宿やないかい」
「山で寝たら山宿か」
「せやな」
「鳥や皆、枝宿」
「しょうもないこと、ゆうな」
「何か出ぇへんかな」
「出ても亀くらいや。頭に尾ぉのついた亀」
「そんな亀、おんのか?」
「おるがな。尾ぉを長(なご)ぉ伸ばして亀とゆうてみ」
「お〜〜かめ。ああ怖ぁ〜。わい、おおかみ(狼)嫌いや」
「誰かて嫌いやがな」
「断って」
「断ったかて、出てくるもんしゃあない」
「もし出てきても、『狼が出た』なんてゆわんといてや。それ聞いたとたん腰が抜ける。
『狼が出〜』で、突っ張っといて。その間に木の上かどっかに隠れるさかい、そしたら『・・った』って」
「ほたら、わいが食われてしまうがな」
「どないなんねん」
「捨てる神ありゃ拾う神ありや。わいの手の先、見てみ」
「太い指やな」
「指の先や」
「爪が伸びてるで」
「爪の先」
「垢がたまってる」
「なぶってんやないで。その方角を見ぃゆうてんねん。何や明かりが見えるやろ?
ありゃ山寺か何かやと思う。あこで泊めてもらおう。
こんばんは。伊勢参りの旅の者が道に迷うて難儀いたしております。どうか今晩、泊めていただけませんでしょうか」
「まあ、それはお気の毒に。
ただ、当寺(とうてら)は尼寺ゆえ、殿方をお泊めする訳にはまいりませんので、下(しも)の村のお庄屋さんの所にでも」
「下の村も、上(かみ)の村も、もう一歩も動けまへんねん。そうおっしゃらずに。雨露さえしのげたら、どこでも結構でっさかい」
「人を助けるは出家の役。殿方を泊めるとは申せませんが、本堂でお通夜をなさるとゆうのでしたら」
「清やん。ほな、おつやさえ、したらええんか?おつやはんて、別嬪(べっぴん。美人)かえ?」
「・・・・・・・お前、何考えてんねん。お通夜するゆうたら、夜通し寝んと仏の守りをするこっちゃ」
「え?ほたら何にもならへん」
「ほんまは寝てもええねん」
「ほな、表向きは通夜で、裏は布団宿?」
「さあさあ、掛け金も何もかかっとりませんので。どうぞ、足洗う水が汲んでございます。足袋(たび)脱いで、草鞋(わらじ)脱いで、お上がりを」
「清やん、折角やけど、やっぱり去(い)のか。何や難しいこと、ゆうたはる。わい、草鞋脱いでからやないと、足袋、よぉ脱がん」
「どうでもええねん、そんなこと」
「お二人は空腹そうなご様子」
「いえ、何の不服が」
「不服ではない、空腹。お腹は空いておられませんか」
「へえ、ちょっと減っとります」
「雑炊が炊いてございますが、よろしかったらおあがりを」
「雑炊?わたい好きでんねん。ふぐ雑炊、かき雑炊、まったけ雑炊・・」
「寺方(てらかた)に、さようなぜいたくな雑炊はございませんが、今日は開山のお上人の忌日(きにち)に当たります。月に一度炊きますべちょたれ雑炊が。そこに箸や椀もございますから、どうぞ勝手によそって、勝手におあがりを」
「おい、こうゆうのは熱いのがご馳走やで。
ほな、遠慮なしに、いただきます。
ん?あのぉ、舌の先にザラザラしたもんが残りまんねんけど」
「味噌が切れたので、山の赤土が入れてございます」
「赤土?そんなもんが食べられますか?」
「あら、身体に精をつけますでのぉ」
「盆栽と変わらんな。
あのぉ、一寸くらいに切ったぁって、噛みしめると甘い汁の出る藁(わら)みたいなもんは何でんねん」
「そら、藁みたいなもんやない。藁でおます」
「(小声で喜六に)おい、聞いたか。言いようもあったもんやな。藁みたいなもんやない、藁でおます、て。
藁が食えますか?」
「あれは身体をホコホコ温めますでのぉ」
「藁食うて、土食うて、これで左官(しゃかん)呑んだら、腹ん中、壁が出来るわ。
何や、草みたいなもんが」
「そら、ゲンゲン花の陰干し」
「胎毒下しやがな。
もし、蛙みたいなもんが出てきましたが」
「出すのん忘れておりました。ダシとるのに、いもりを入れて・・」
「御馳走(ごっつぉう)さんでした」
「お口には合いますまい。明日になったら、また麦飯(ばくはん)など炊いて進ぜましょう。
早々にこんなことお願いして何ですが、お留守番をお願いしたい。
下の村におさよ後家という金貸しのおばあさんがおりまして、高い利子で貸し付けちゃあ、きびしゅう取り立てる、あんまり評判の良ぉない人やったんですが、今朝方ぽっくりと亡くなられましてな。
どうも貸してた金に気ぃが残ってると見えて、棺桶のふた、跳ね上げて『金、返(かや)せぇ』と出てくるんやそうな。
悪い人でも、死ねば仏。これから、ありがたいお経をあげて成仏(じょうぶつ)さしたげようと思いますので、どうぞお留守番を」
「そんな気色の悪い話、聞かせなはんな。こんな寂しいとこ、留守番なんか、ようせん」
「この寺も宵の口はさびしゅうございますが、夜ぉ更(ふ)けると賑やかに」
「え?ああ、庵主さん、あんたが若(わこ)ぉて別嬪なさかい、村の若い衆が夜中に遊びに来たりしまんのか?」
「いえ、そうではございません。本堂の真ぁ裏が墓場となっておりまして、夜中になりますと骸骨がぎょうさん出てきて相撲を取ったりいたします。ガチャガチャ、ガチャガチャと、まことに賑やか・・・」
「何の賑やかな・・」
「もう少々夜が更けて丑三つという頃合いになりますと、本尊の真ぁ後ろが新仏(しんぼとけ)の墓になっておりますが、お庄屋さんの娘さんが縁付いて間ぁなしに亡くなりはって、お腹にやや子(赤子、赤ん坊)があったのをそのまま埋めたところ、土の温気(うんき)で子どもが生まれたような具合で。
そのいとはんが、赤ん坊抱いて、ねんねんよぉ〜お寝やれやぁ〜とあやして歩かはりますが、ほん、情(じょう)があって・・・」
「そんな話聞いたら、とても留守番はでけまへん」
「いえ、ご本尊の阿弥陀さんのお灯明。あれさえ消えなんだら、そうした魔性のもんも出てまいりませんので、ほな、あんじょうお頼(たの)申します」
「どうしよ、清やん。行てしもた」
「しゃあないがな。お灯明の明かりさえ消えなんだらどっちゅことないゆうてんねんから、油徳利で油、足しとけ」
「わかった。(じゅじゅじゅ〜パチパチ じゅ〜パチパチ)あれ、おかしいで、清やん。何やついたり、消えたり」
「何をさしたんや」
「何をさした、ゆうたかて・・・(と、少しなめてみて)あっ、醤油や!」
「油と醤油、間違える奴があるかい!」
「あ、消えた、ついたぁ。また、消えた、ついたぁ。・・・・・消えたがなぁ〜」
「ねんねんよぉ〜」
「出たっ〜!!」
「・・・・今のんは、わいや」
わぁーわぁーゆうてますと、下の方から一かたまりの人数が何やら運んできた様子。
「おい!足元照らさんかい!よし!荷ぃおろせ。
庵主さんは?」
「下の村のおさよ後家とこ夜伽に行くゆうて留守でっせ」
「ほれ見てみぃ、わいが下の道がええゆうてんのに、皆が上の道がええゆうさかい、行き違いになってんねんがな。
わいら、おさよ後家のとこから来ましてんけどな、棺桶の蓋跳ね除けて、金返せ、金返せとどもなりまへんので、一晩早いけど、寺、持って行こうゆうて」
「あかん、あかん!そんなん置いていったら。こっちにはねんねんよう、とかぎょうさん居てんねんさかい・・・・どうしょう、清やん。また一つ増えた」
「どないしょう、て、なるべく、そっちの隅へやっとけ、隅へ」
二人がガタガタ震えておりますと、夜が次第に更けてまいりまして、夜嵐(よあらし)とゆうやつがピュ〜、ゴォ〜。置いてある棺桶がメリメリ、メリメリ・・・ミシミシ、蓋がぽ〜ん!と飛びますと、老いさらばえた老婆が白髪(しらが)振り乱して、それへ、ず〜っ!!
「金返せ〜金返せ〜」
「出た、出たぁ〜。わいら、あんさんにお金お借りしたもんやおまへん。
伊勢参りの旅のもんでおます!」
「伊勢参りの者かぁ〜
出てきて、顔を見せぇ〜」
「よう見せん、よう見せん!」
「見せな、そこへ行くぅ〜」
「見せる、見せる!」
「伊勢参りの者かぁ〜」
「そうでおます」
「伊勢音頭を歌えぇ〜」
「このさなかに、そんなもんが歌えまっかいな」
「歌わんのかぁ〜」
「歌う、歌う!側に来んといて。
♪ お伊勢 七度(ななたび)ぃ〜 熊野にゃ三度ぉ〜 ♪」
「(老婆が身体の前で下げた両手をブラブラさせて)よぉい〜よぉ〜い〜」
「あんたは黙ってなはれ、合いの手はいらん!」
「田野四郎や〜い 。最前の旅のもんが、石の地蔵の前で伊勢音頭を歌っとるぞ」
「おおかた、また、狐に化かされとるんじゃろぉ。
これ、しっかりせぇ!」
「♪ やぁ〜とこぉせぇ〜 よぉいやさぁ〜 ♪」
「まだ、歌(うと)ぉとる」
「あっ、ここにあった寺は?
あ、寺の門が、あんなとこへ」
「田野四郎やい、あれが門に見えるとよぉ。
あら、狐が莚(むしろ)持って立っとるのやないかい」
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『桂米朝コレクション 2』(ちくま文庫)のような速記本では「寺の塀」とある。平べったい莚を広げるとなると「門」より「塀」の方が相応しいと思うので、これもトチリか?
お百姓二人が、悪さをする狐をこらしめようと追い詰める。
ついに尻尾をつかまえる。引っ張ろうとする百姓、逃げようとする狐。弾みというのは怖ろしいもので、狐の尾がずぼ〜っと抜けた・・・・・と思ったら、畑の大根を抜いておりました、というのがサゲ。 |
どうも、お退屈さまでした。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。
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