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(No256) 演芸図鑑&上方落語の会 TV鑑賞記   
          

 演芸図鑑は平成23年5月22日(日)早朝、上方落語の会は24日(火)。

 



桂 米團治 「つる」


 三遊亭圓歌が狂言廻しを務める番組。
 
 今日は上方の日らしく、横山ホットブラザースと米團治だった。

 横山ホットを知らない人でも「ノコギリ」、「♪お前はアホか♪」と言えば、ああ・・・と思うかも。

 圓歌は、横山ホットは父親が中心だったが死んで、兄弟3人で続けている。米團治は、父が人間国宝(米朝)・・・という紹介だった。

 

 この二人の演芸があって、さらに由紀さおりとの自画自賛的対談がある。

 落語は15分もないくらいか。前座レベル。特に特筆することもない。



林家 染雀 「化物つかい」

 
 ちょっとセカセカした感じの高座。

 新しい家に引っ越してきた夫婦。家賃がめちゃめちゃ安いので喜んでいたが、おかみさんは銭湯に行ったら、近所の人が化物屋敷に越してきたと噂しているのを聞き、怯える。

 人使いの荒い無神経な旦那は、とりあえず妻を実家に返す。

 何事にも動じない(というか、多分、人を思いやる神経そのものがない?)旦那は、一つ目小僧や大入道、のっぺらぼうを見つけても怖がるどころか、どんどんこき使う。


 化物代表のゲゲゲの鬼太郎(「こないだまで女房はよぉ見てた」というのは、NHK朝ドラにからめたギャグだが、あまりセンスは感じない)がヒマをもらいたいと申し立てる。

 「化物つかい」というのは「猛獣使い」とか「魔法使い」ではなく、「人使いが荒い」の化物バージョン。

 これも特に特筆するところなし。

 

 


 

笑福亭 呂鶴 「崇徳院」


 ゆっくりと高座に登場。
 恋患いで寝込んでいる若旦那の「可愛さ」、「ウブさ」が出た方が私は好きなのだが、今日の高座はそれからは遠かった。

「黙って聞いてぇな。話しにくい」と若旦那がくどいほど繰り返す。

 

 口調もやや、もつれ気味。特にひどかったのが「茶袱紗」のところ。 

 

 あと何日・・・というとこも、ちょっと整理できてなかった感じ。(あらためて聞き直す気もないのだが、旦那に申し出た猶予期間と、「あと1日」と言われた捜索期間との整合がとれてないように感じた)

 時間不足だったのかな?

 最後、床屋を回るのも「空いてる」床屋は出てしまう。「空いてまっせぇ!」と主人が声をかける方がギャグとして優れていると思うが、いきなり「すんまへん。混んでまんねん」という床屋で「待たせてもらいま」となるので、面白さが伝わりにくい。

 

 将棋を指している人に話を聞いてほしくて、盤面をぐしゃぐしゃにしてしまうのは初めて聴く演出なのだが、少し冗長。

 で、私は、娘さん側で探している人と巡り会い、「こっちへ来い」、「いや、お前が・・・」と揉めるシーンがけっこう好きなのだが、そこは、「無事、一対の夫婦が出来上がります」と終ってしまう。

 まことに失礼であるが、何か私には、価値が見出せない高座であった。

 

 


 

 

 

 どうも、お退屈さまでした。殴り書きのメモとうろ覚えの記憶で勝手に再構成してます。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。  
 



 

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