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(No201) 第22回 城北にぎわい亭 鑑賞記 その1
          

 平成22年11月9日(火)、大阪市立城北市民学習センターで開催された落語会の鑑賞メモ。

 



桂 雀喜 「時うどん」


 私ぐらいの芸人になると・・・・・・どのくらいの芸人か分かりませんが、いろんなとこで営業がありまして。

 前、柏原市の本屋さんで余興に呼ばれましてね、その本屋さん、その日は休んでるんか思たら、普通に営業してるんです。 

 私が落語やってる横で、小学生の子が近づいてきたか思たら、「ふ〜ん」ゆうて走ってゆく。
 えらい一日やったなぁ思てたら、私とこにメールしてくれたファンの方がいました。あの子、雀喜さんが落語してる時、ああたの雪駄持って、ぱたぱたしてたで、て。

 酒屋さんの地下で落語させてもろたこともありました。私、全く気付いてなかったんですが、どうもカマドウマが私、出てきた時から肩に止まってたらしいんです。

 何でみんな、不安そうな顔してるやろぉ思てたんですが。虫の好かん噺です。

 

 昼の12時が九つ、昼の2時が八つというような解説があった。

 丼の縁がぎざぎざで、どこから食べればいいかぐるぐる回して「茶の湯?ここ、ましかな?」とゆうボケが面白かった。

 サゲは、「五つか?六つ、七つ・・・・」で「三文損しよった」という台詞はなかった。私は、解説じみた台詞はない方が好みである。

 

 


桂 雀五郎 「初天神」

 こまっしゃくれた子どもが親に「仲直りにいっぺん寝え」というのは同じ。

 子どもは、親父のやばい場所に行ったこともばらしかけ、「あれだけはゆうな、ゆうてたやろ!」と慌てさせる。

 「凧あげ」のことを「イカのぼり」と言ったりするのは聞いたことがあるが、今日の雀五郎の噺でも「イカのぼし」とか「奴イカ」とか表現していた。

 息子に凧を持たせて、後ろへ下がれ!と指示したところ、息子が人の足を踏んでしまい、怒られる。「えらい、すんまへん。(息子に)心配しいな。俺がついてる」ととりなすのだが、その後、息子に指示する時の親父の腕が他人に当たってしまい、喧嘩になりかける。

 と、息子が「えらい、すんまへん。堪忍したっとくんなはれ。(父に)心配しぃな。わいがついてる」ととりなすのが、お決まりのギャグ。

 凧揚げに夢中になり、糸が足りなくなる。息子が「糸、買うてこうか?」と訊き、「おお、ふところに財布ある」と財布を渡して買いに行かせる。

「おお、買うてきたか。よぉし、糸さえあれば、何ぼでも揚がるんやからな。よぉし、糸さえあれば何ぼでも・・・・・・・・。長い糸やなぁ。お前、何ぼほど買うてきたんや?」
「財布の金、全部使た」

 サゲは、息子が「貸してぇえやぁ」と言っても「子どもの持つもんやない」と親父が夢中になって渡してくれないので「あああ、お父ちゃんなんか連れてくるんやなかった」。


  

 どうも、お退屈さまでした。いつものことですが録音はしてません。殴り書きのメモとうろ覚えの記憶で勝手に再構成してます。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。  
 



 

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