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(No187) 上方演芸ホール&扇町寄席 TV鑑賞記 たまってる分を簡単に。
ぐっと押されて、アホが思わずブ〜〜!
桂 勢朝 「餅屋問答」
勢朝の祝儀ネタはしつこいと不評なんですと自分で言っていたが、確かにそうかも。 噺自体は、江戸落語で定番の「こんにゃく問答」。 「耳が聞こえんふりして、知らん顔しとこ」とごまかす算段をしていた。 あと、やり取りは定番なんで、私のサイトのここなどを参照いただきたい。
桂 楽珍 「半分垢」
彼女らは、苦しい練習の中で、何もないサトウキビ畑の中に突っ立っている電柱に貼られた楽珍のポスターを目印にしていたわけで、「何とか30kmの楽珍の顔見るまで頑張ろう」などと思っていたのだから大人気だったのも頷ける。
「ひがぁあしぃ〜〜〜 ・・・・・・・・・・」 「にぃいしぃ〜〜〜 ・・・・・・・・・・・」 これ、ほんまの話ですよ。私、”ほっちゃちゃあ”と”へいほっほぉお”の取組を見ました。
桂 都んぼ 「堪忍袋」
喧嘩の絶えない夫婦に、仲裁に入った隠居が、うっぷん、不満をその中に吹き込んだら、後は笑える「堪忍袋」というもんがあるらしい、いっぺんこしらえてみんかと薦める。
都んぼは、よく「元気」という単語で表現されるが、元気と粗野は違うと思う。おかみさんのしゃべり方が、旦那と区別がつかない。そりゃ、お上品な奥様でないのは重々承知しているが、あまり口汚すぎると聴いていてあまり快くない。 そうした口汚いやり取りの中ではあるが、奥さんは「家の仕事で忙しいのに、部屋、指でこすって『汚いなぁ』なんて、こんなイヤミ言いよる」、「いっしょけんめいご飯の支度してまんねん。今、生の大根切ってるねんから、まだて分かりきってんのに、『めし、まだみたいやなぁ』なんて、こない皮肉なこと言いまんねんで!」と仲裁役に訴える。
おかみさんがチクチク縫った袋に「わたいには無駄遣いすな!ばっかりゆうくせに、自分は、たっかい育毛剤買いやがって!」と吹き込むと、ありゃ?何かすっきりして、旦那にほほ笑みかけてしまう。 旦那、「ええ?何、笑てんねん?え?堪忍袋、でけたんかい?貸さんかい!」 この堪忍袋が近所でも評判になったが、この夫婦も気持ちよく誰にでも貸したるもんやさかい、袋がぱんぱんになってしもた。 そこへ、奥さんの店の者が、お姑さんの具合が悪いので、堪忍袋を貸してくれと駆け込んできた。 何をゆうてんねん、と無理やりお姑さんの枕元に持っていったが、ぷつ!と堪忍袋の緒が切れてしもたさかい、中身があふれた。特に、入ったばかりの若奥さんの「くそババ!死ね!」があふれ出て・・・・・・・お姑さん、元気になった、というのがサゲ。 サゲはもひとつかな?と思うが、なかなか珍しい噺で良かった。
どうも、お退屈さまでした。録画はしてますが見直してません。殴り書きメモとうろ覚えの記憶で勝手に再構成してます。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。 |