移動メニューにジャンプ
(No182) 日本の話芸 TV鑑賞記 平成22年3月16日(火)頃放映の笑福亭松喬。
「待っとくんなはれ。命まで預けた訳やおまへん。相撲は取らん約束や!」 わいもしゃあないから、あら病人やから、そんだけなんや。元気やったら飯は五升、酒七升呑んでるとこやとごまかしたんやが、ごまかしようのないことが、あったそうやないか?え?徳さん、あんた、おとといの晩、女中部屋に夜這いに行ったそうやないか? そない元気があんねんやったら、たかが素人相撲、最後の一番くらい取ってもろてもバチは当たりまへんやろ?言われたら、わいも断りようがないやないか?」 「あべこべや。まあ、わいも徳さんの命まで取る気やない。実はな・・・・」
「お前、ほんまの力で勝ってきたと思っておるのか。お前は地元の勧進元、網元のわしの息子。わしが金を出しているから関取衆は仕方なく勝ちを譲ってくれておったのじゃ。 こんな田舎相撲に、アホらしいて出れるか思てたんや。それが何で明日の取組だけ出るのや? せがれ、必ず、明日の相撲は取るんやないぞ!」
びっくりしたのは行司でして、軍配を返そうとしたら、取組の相撲取り、二人とも涙流してる。 え〜い!ままよ。はっけよい!と軍配を返すと、徳さん、教えられたとおり、無我夢中でぼ〜んと手を前に突き出した。怖い、怖いと固まっていたので、突かれたとたんごろ〜んと後ろに転がる千鳥が浜。 「おい、えらいもんやなぁ。あれだけ、強かった千鳥が浜も、大関花筏にかかったら、何もでけへん。さすが、大関、張るのがうまいなぁ」 うまい筈や。提灯張る職人でございます。
どうも、お退屈さまでした。録画してますが、再確認はしておらず、殴り書きメモとうろ覚えの記憶で勝手に再構成してます。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。 |