移動メニューにジャンプ
(No160) 日本の話芸 TV鑑賞記 2009年10月20日(火)放送分。
笑福亭鶴光 「太閤と曾呂利」 小噺の連続のような噺。自分と師匠の笑福亭松鶴との関係と、曾呂利新左衛門と太閤豊臣秀吉との関係を重ね合わせるように語り継いでいく。
九官鳥も賢いですな。
松鶴が留守の時、酒屋が来た。 松鶴が帰ってきて、玄関先で倒れてる酒屋の兄ちゃんを見て、こう言(ゆ)うた。
松鶴も文化勲章を・・・という話があったんですが、30年間市民税を滞納したことがばれて、もらえんようになってしもた。 松鶴は、今みたいに上方落語が盛んやのうて、滅んでまうか・・・ゆう時期でしたんでねぇ。落語会ゆうたら、(上方落語協会)会長自ら下足番やったりね。
猿の話ゆうのがありまして。台湾の猿を何匹か買うことになって・・・・そしたら、そん中に日本の猿が混じってた。
太閤自身も不思議に思って、曾呂利がお茶をいれる様子を蔭からのぞくことにした。 お茶をいれ、太閤の湯呑みのお茶をぐい!と一口。 これを何度か繰り返し、「うん、これでよいか。よし、これをお出ししろ」
あの曾呂利め。余に自分の呑み残しを飲ませよったな!太閤秀吉が、どれほど怒ったことか。 「曾呂利!世の中で一番卑怯なことはなんだ!」
|