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(No107) 第30回市民寄席 桂米朝一門会 鑑賞記その4       

 平成20年10月1日、堺市民会館での公演・・・・・の続き。




(5) 桂南光 「阿弥陀池」

 
にこやかに登場。

 こうゆう商売してますと、顔や名前を覚えていただきまして、声をかけてもろたり、サインを求められたりすることもございます。

 困る時もあるんですな。特に酔っ払い。
 こないだも「サインしてくれ!」ゆわれまして、サインも色紙やノートですと書きやすいんですが、そのおっさんが出したんが「箸袋」!
 つろうございますが、芸人商売。断れまへん。しゃあないから、「おてもと」と書かれた細長いのんの裏に書きました。

「ま、まあ。一杯いこう」とか、なりまして、話してると、そのおっさん、箸袋持ってへんのです。
 おかしいな、思てたら、そのおっさん、こよりにしとるねん。

 前、徳島県に仕事に行った時、うどん屋に入ったんですが、壁一面に芸能人のサインが貼ってました。
 こうゆうとこ行くと、自分もサイン求められたいなぁ〜って思うんですね。で、つい、きつねうどん頼も思てたとこ、天ぷらうどん注文して。

 しかし、いっこうに声がかからんのですな。おかしいな、思てたら最後に「南光さんですね。サインお願いできますか」て言われたんですが、出されたんが形は色紙の形してるんですが、しみあるし、色が黒っぽいし、何か、金や銀の四角い、ちっちゃいのが散ってるし、何や色紙の裏みたいやなぁ思ってひょっ!と見たら、表に北島三郎さんのサインが書いたぁる。 
 

「ええ?こんなん北島さんの裏に書かれへん。失礼やし」
「大丈夫です」
「大丈夫て・・・。第一、北島さん表やったら僕隠れるし、僕が表なったら北島さん隠れるやないですか」
「ほな、ひもで吊っときます」

 人のサイン、蝿取り紙みたいにしよんねん。

 一番腹立つのは、女の子とかいるお店でねぇ、お酒呑みに行った時に、そこのホステスさんとかが
「ええ〜?南光さん、落語家さんなんですかぁ〜?ねえ、ねえ、小噺やってぇ〜」とか言いよる時。
 こっちは金、払
(はろ)ぉて呑みに来てまんねん。客でっせぇ。
「なんかしとんねん!!
(何ぬかしとるねん。何言ってるんだ)」・・・・・・って、よぉ言わん性質(たち)でんねん。小噺、やる、やる!

 そこいくと、映画俳優とか歌手の人はプライドがあるそうですな。
 松山千春さんて歌手、いたはるでしょ?北海道に住んではって、昔フサフサやったけど、今ツルツルの。

 その松山さんが武道館でライブやった後、銀座の高級クラブで呑んではったそうです。
 そしたら酔っ払いが
「あ、あんた、歌手の松山千春さんやろ?」
「はい、そうですが」
「ちょっと、カラオケで一曲、唄
(うと)ぉてくれや」

 普通、こうゆう時はマネージャーが「今日はプライベートですので」って断りますわな。ところが、その日、松山千春さんは「唄いましょう」とスッ!と立ったそうです。
 こら、店中ビックリしますわな。ええ?あの松山千春がカラオケで何、唄うのん?てなもんですな。
 こうして店中の注目集めるだけ集めたとこで、こう訊きはったそうです。
「ところで、あなたのご商売は?」
「宝石屋や。ダイヤモンド売ってんねん」
「そうですか。じゃあ、唄いますから、僕にダイヤモンドを下さい」
「へ?」
「あなたはダイヤモンドを売るのが仕事ですよね。僕は歌を唄うのが仕事なんです。つまり、あなたのダイヤモンドと僕の歌は同じ価値があるんです。
 ですから、あなたがダイヤモンドをくれるなら、僕も歌を唄いましょう」

 こう言いますと店中が大拍手!お客さんもホステスさんも「よぉゆうた!松山千春、その通り!宝石屋のおっさん、あ〜ほぉ〜!」
 おっさんもしゃあないから「どうも失礼しました」ゆうてすごすごと引っ込んだそうです。

 私、マネージャーからこの話聞いて、こら小噺ゆうてヘコヘコしてる場合やないな、て思いました。
 その後、私、サンケイホールで独演会やって、その後、弟子とかと阪急
(電車)のガード下、かっぱ横丁の居酒屋で呑んでました。厚揚げの焼いたんが美味い。

 そしたら酔っ払いが「おい!南光!南光!」って、いきなり呼び捨てですわ。軟膏、軟膏って薬屋の店先やないっちゅうねん。
「南光、お前、噺家やろ。ちょっと小噺やってくれ」

 私、内心では「しめた!」てなもんですわ。「しゃべりましょう!」。 居酒屋のカウンターをすっ!と立ったけど誰も注目してへん。

「ところで、あなたのご商売は何ですか?」
「牛乳屋や」
「へ?ぎゅ、牛乳屋ぁ?」
「何や?牛乳屋やったら、あかんのかい」
「いえ・・・。ほたら、私が小噺やったら、あなた、私に牛乳、飲ませてくれますか?」
「おう。何ぼでも飲ましたる」


 まあ、人の真似して失敗するゆうのは、よくある話ですが。

「こんにちは」
「おお、久しぶりやな。ま、ま、こっち入り」
「今ガサガサっと新聞たたんだはったけど、どうゆう訳でいっつも新聞ばっかり読んだはるでっか?」
「どうゆう訳ってこともないが、うちは新聞取ってるよって読んでんねや」
「ははぁ〜。そんで、町内、朝早
(はよ)ぉにウロウロしてなはる」
「・・・・・よその新聞盗
(と)ってるのんとちゃうで。新聞には世間のことが何でも詳しゅうに載ったぁる。そやさかい、新聞を読まんと世間のことがわからん」
「ええ?そうでっかあ?わいら新聞みたいなもん、いっぺんも読んだことないけど、世間のことはわかってまっせぇ。
 そら、北海道のこと、九州、沖縄ゆうとちょっとわからんけど、大阪のことやったら何でも知ってます」
「ほぉ、大きゅうでたな。ほな訊くが、おまはん和光寺ゆう寺、知ってるか?」
「ああ、そら知らん」
「いきなり知らんねがな。
 いや、知らんことない思うでぇ。去年の暮れやったかな。植木市冷やかした後、すまんだで一杯呑んだやろ?」
「ああ。しやけど、あこは阿弥陀池・・・」
「さあ、皆は阿弥陀池ゆうけど、あっこのほんまの名前は和光寺ゆうねや」
「へ〜え、ほな、和光寺が本名で、阿弥陀池は芸名?」
「芸名てこともないが、何でも昔、境内の池から阿弥陀さんが出たさかい、そうゆうたらしい。
 そんなことやったら、おまはん、あこが尼寺ゆうことも知らんやろ?」
「えっ?あこ、あまでら?
(人差し指をぺろっとなめて)甘いんでっか?」
「せやないがな。尼さんのいてる寺を尼寺とゆう」
「はあ。
(両手で肩をもむ格好)もみ療治の?」
「そら、あんまさんや。女の坊さんを尼とゆう」
「へ〜え、女の坊さんが尼?ほたら、男の坊さん、西ノ宮?」
 「すまんだ」とは「隅っこ」という意味。和光寺境内の隅に、料理屋があったらしい。

 「尼」とは以前も解説したが兵庫県の地名で「尼崎」(あまがさき)のことで、「西ノ宮」も近くの地名。
 ちなみに、阪神電車の駅でいくと、「尼崎」と「西宮」の中間にあるのが甲子園(高校野球や阪神タイガースで有名な甲子園球場の最寄駅)。


「和光寺に強盗が入ったんや。それもピストル強盗。
 夜中やよって寝静まってるやろうと入ったところ、尼さんが本を読んではって起きてたんやな。
 で、ピストルをば突きつけて、金を出せ、と」
「尼さん、えらい騒ぎはったでしょうな」
「ところが和光寺くらいの尼さんともなると修行したはるから、急
(せ)きも慌てもせんな。
 衣の胸ぐらをつかむや、前をばっ!とはだけて、お乳をぽろっと出しはった」
「ははあ、お金はないさかい、これで辛抱しなさいと?」
「そやない。乳の下を指差して
『私の夫、山本大尉は過ぎし日露の戦いで、敵の一発の銃弾に心臓を撃ち抜かれ、名誉の戦死を遂げられた。
 私もどうせ死ぬのであれば、夫と同じ所を撃たれて死にたい。さあ、誤たず、ここを撃て』

 すると、強盗はぱたっ!とピストルを取り落とし、三尺下がって土下座した。
『わたくし、戦地では山本大尉の部下で、ひとかたならぬお世話になりました。いわば命の恩人の奥様にこのようなことをしでかすとは・・・・・』と、落としたピストルを拾い直してこめかみに当てて引き金を引こうとした。

 すると尼さん、それをとどめて、
『心の底から改心したならば悪人も善人もない。あんたも話を聞いてみれば根っからの悪人ではなさそうな。さだめし、誰ぞに唆
(そそのか)されたに違いない。誰が行けとゆうたんや?』
『へぇ、阿弥陀が行けと言いました』

・・・・・このシャレ、なかなかおもろいやろ?笑い〜な」

「えっえぇ〜〜?これ、シャレでっかぁ〜?ウカウカのせられた」
「なあ?おまはん、新聞読まんさかい、だまされんねん。こんな事件がほんまにあったら、新聞にデカデカと載るがな。
 だいたい、おまはん大きなことゆうても、この町内で起こったことも知らんねん」
「ちょっと待っとくんなはれ。そら、大阪で起きたことやったら・・・ゆうのは言い過ぎました。
 せやけど、こと、この町内で起こったことやったら、わたい、どこの猫が何匹子ぉ産んで、どこへもらわれていったとか、どこの後家はんが誰と付き合
(お)うてるとか、何でも知らんことはおまへん」
「そ〜かぁ?ほな訊くけど、おまはん、ゆんべ
(昨晩)、西の辻の米屋に盗っ人入ったん知ってるか?」
「え?そら知らん」
「せやろ?今度はピストルやのうて日本刀の抜き身ぶら下げた奴や」
「米屋のおやっさん、驚いたでしょうな?」
「なかなか。おやっさん、手が利いて腕に覚えがある」
「何です、それ?」
「いや、昔から強いことをこうゆうねん。
 なんでも、おやっさん、若い頃柔道の修行をして柔
(やわら)の心得があるそうな。
 盗っ人が斬りかかってきたとこ、さっと体
(たい)をかわして、盗っ人を肩にかついだか思うと、ドゥ〜っ!と土間に叩きつけた。
 上から押さえつけて、片手で括
(くく)る縄を探してたところ、盗っ人もなかなか抜かりがないわい。懐から、かねて用意の匕首(あいくち。短刀)を取り出して、下からおやっさんの心臓めがけてブツッ!
 アッ!とゆうたが、この世の別れや。おやっさん、死んでもた。
 この盗っ人、惨
(むご)たらしいやっちゃ(奴や)で。おやっさんの首、こう掻き落として、横にあった糠(ぬか)の桶(おけ)に放りこんで、逃げたなり(逃げたまま)(いま)だに捕まらんて、こんな話、聞いたか!?」
「聞かん!」
「聞かん
(効かん)筈やぁ〜。糠に首(糠に釘)やがなぁ・・・・・・・・・・・・。でや、このシャレ。笑い〜な」

「ええぇ〜〜!?これもシャレ?
(両手の平を見せ)わい、手に汗かいて聞いてたがな」
「なあ?おまはん、新聞読まんさかい、だまされる。おとつい、裏の質屋に空き巣が・・・・」
「それも嘘でっしゃろ?」
「わかるか?」
「こんなとこ、おったら何ぼほどだまされるや知れん。失礼しまっさ。


(表に出て) しかし、気ぃついたら笑(わろ)てしもてたなぁ。待てよ。よぉ考えたら、新しいシャレ、二つも教えてもろたんや。わいもどこぞでゆうたろ。

 おっ、よっしゃ、こいつのとこでゆうたろ。

 居てるか?」
「おう!久しぶりやな。まあ、入りぃや」
「あははは、おったな。かかった、かかった」
「何が、かかったやねん?」
「いや、何でもない。
 お前な、うふ、ゆんべな、ふふふ、西の辻の米屋に盗っ人入ったん知ってるか?」
「お前、人の災難、えらい嬉しそうやな」
「いや、せやないねん。
 日本刀の抜き身下げた盗っ人が入ってな」
「へえ〜。米屋のおやっさん、びっくりしたやろな」
「なかなか。おやっさん、手ぇ切れて、腕ボロボロやねん」
「何や、それ?」
「昔から強いことをそうゆうねんがな。何でも若い頃、重曹をのんで、柔らかい体になった」
「ええ〜?お前、ひょっとしたら、それ、手が利いて腕に覚えがある。柔道の修行をして、柔の心得がある、とちゃうのんか?」
「・・・・・・・・・・お前、この話知ってんのん?
 まあ、ええわ。おやっさん、盗っ人が斬りかかったきたとこ、あれをかわした」
「あれて、何や?」
「あれ、て・・・・・。え〜と。おい、この辺で有名なもんゆうたら何や?」
「ええ〜?今宮で有名ゆうたら・・・戎
(えべっ)さんか」
「そう、戎さんをかわした・・・・・・ちゃうなぁ。戎さんが持ってるもんゆうたら何や?」
「魚釣り竿か?」
「竿の先についてるもんは?」
「浮き」
「近いねんけどなぁ。浮きの先!」
「針!」
「針の先は!」
「鯛か?」
「たい!そう、たい!体をかわしたぁ〜〜い」
(握り拳を下から突き上げ)いっぺん、どついたろか」

「盗っ人を肩にかついで土間にばぁ〜ん!と叩き付け、四つばいに上から押さえて、縄を探していたところ、盗っ人がかねて用意のがまぐち・・・・・ちゃう、匕首で、おやっさんの心ネコを・・・・ちゃう、心イヌ・・・・・ちゃうなぁ。長ぁい生きもんゆうたら何や?」
「ニシキヘビか?」
「心ニシキヘビ・・・・・・・・。ちゃう!鼻の長い奴!」
「天狗か?」
「心天狗・・・・・。ちゃうがな。鼻が長
(なご)ぉて、耳が大きゅうて、キバがこう、あって、ぱお〜ん!ってゆう奴!」
「象か!」
「そう!心臓
(象)、心臓ぉ〜!・・・・・・・・・・ふ〜。ああ、しんぞ(しんど。疲れた)

 下から心臓をブツッ!アッ!とゆうたがこの世の別れ。この盗っ人、惨たらしいやっちゃ。おやっさんの首、こう掻き落して横にあった糠の桶に放り込んで逃げたなり、未だに捕まらんて、こんな話、お前、聞いたか!」
「おう!今、聞いた」
「え?せやから、こんな話、聞いたかって!」
「せやから、今、聞いたって!」
「この糠の桶にはねえ、漬けもんと・・・・・・俺、何ゆうてんねん?
 さいなら〜


(表に出て)まいったなぁ。『聞かん!』ゆうさかい、『聞かん筈や。糠に首やがなぁ』て、ゆえるんや。それをあいつ、聞いたって抜かしやがんねん。
 発散せんなぁ。こら、どないしても、どこぞでゆわんと気ぃが収まらんで


 え〜と、ここは知らんしなぁ。知らんうち行ったら、喧嘩になる。

 ここは・・・・前、ちょっとイザコザがあったさかいなぁ。

 ここは・・・・・出入り禁止や。

 ええ〜?わい、この町内で嫌われてる?

 あっ、せや。この近くによっさんの家、あるわ。そこで、ゆうたろ。


 よっさん!居てるか?」
「おお、久しぶりやな。まあ、入りぃな」
「よっさん、知ってるか?ゆんべ、西の辻の米屋に・・・」
「ちょっと待ちぃな。うちの西の辻に米屋なんてあれへんで」
「ええ?あっ、知らん間に隣の町内まで来てしもてるんや。
 ほたら、東の辻の・・・」
「東の辻にも米屋はないで」
「ええ?東にもない?北の辻も・・・?南も?・・・・・・この町内の人、米、食わんの?」
「何や、米屋、探してるんかいな。米屋やったら、うちの裏が米正
(よねまさ)ゆう米屋やがな」
「米正?そう!米正にゆんべ盗っ人が入ってん。日本刀の抜き身ぶら下げて、金を出せと。ところが、おやっさん、ビックリせんで。何せ手が利いて・・・腕に覚えがある。昔、柔道の修行をして、柔の心得があるそうな。盗っ人が斬りかかってきたとこ体を・・かわして、
(やや、つかえながらも間違わずに言えたので、得意げな表情で)肩にかついで土間にばぁ〜ん!と・・・・」
「待ちぃな。米正のおやっさん、三年前から中風
(ちゅうぶ。脳卒中)で寝てんねん」
「・・・・・そうゆうことは先にゆうといてもらわんと・・・・・・。
 あっ!米正とこ、せがれ、おらんか?」
「おるで」
「そのせがれが、ばぁ〜ん!と・・・・」
「せがれ、今年、五つやで」
「誰ぞ、米正には手頃な人間は、いてへんのかいな?」
「手頃て、おかしな言いようやが・・・米正やったら若い衆にたっちゃんゆうのがいてるで」
「たっちゃん?そう!たっちゃんです!今回、たっちゃん大活躍の巻!

 土間にばぁ〜ん!と叩き付けて盗っ人括る縄を探してるとこ、下から心臓をブツッ!え?バタバタしいなや。こっからが肝心やで。

 盗っ人、たっちゃんの首、掻き落して横の糠の桶に放り込んで逃げたなり未だに捕まらんて、こんな話、聞いたか!」
「・・・・・・・よぉ教えてくれた。よぉ教えてくれた。
(奥さんに)泣いてる場合やない!すぐ田舎に電報、打て!わいは、これからすぐ米正行ってくる!」
「・・・・・・・あの、えらい、お取り込みのご様子ですが・・・・・」
「たっちゃんゆうのは、うちの嬶
(かか)の実の弟や。
 田舎から出てきて奉公すんのに、俺はほんまは材木屋がええゆうてんけど、嬶が米屋に奉公したら一生、食いっぱぐれがないゆうて・・・・・
(奥さんに)泣くな!もう、しゃあないやないか!」

「・・・・・・何で、こうなるんかなぁ・・・・・・。

 たっちゃん、死んでません!きっと今日も、元気にお働きのことや思いますぅ。

 わい、ほんまはたっちゃんでも、よっさんでも、べかちゃんでも誰でもええねん。こんな話聞いたか?聞かん筈や。糠に首や・・・ゆうて、ワァ〜っと笑えたらそんでええねん」
「誰が笑えるねん!
 ははぁ〜?こら、お前の知恵やないな?誰に入れ知恵されたんや」
「へえ、そらやったら、阿弥陀が行けと言いました」
 「阿弥陀池」には、ギャグが満載なのでいろいろな演出パターンがある。
 今日の南光師匠の「阿弥陀池」も他の噺家がやっているギャグが省略されていたり、他にはないギャグが入っていたり(重曹のんで・・・・など。特に「この話、知ってんのん?」はおもしろかった)、実にうまく取捨選択されていたと思う。

 



  どうも、お退屈さまでした。聞き違い、記憶違いはご容赦ください。

  
 



 

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