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(No48) 東大寺戒壇院 春日大社
1.東大寺戒壇院(戒壇堂)
南大門をくぐり、大仏殿を正面に見つつ、左へ(つまり西へ)進んでいくと戒壇院がある。今日はとりあえず、ここの四天王を観ようと思っていた。
その後、三度焼失し、現在の戒壇堂は享保17年(1732)に再建されたものだそうだ。 戒壇堂を正面より。
拝観料は大仏殿と同じ500円也。靴を脱いで、檀の近くに上がらせてもらえる。
2.指図堂 ついでに正倉院でもまわろうか、と思いブラブラ歩いてると、「指図堂」という建物があった。
正面には僧侶を描いた軸が掛けられている。右側の控えの間みたいな所では扇風機がまわっている。その陰には人がいるのか、それとも、どこかに出かけていて今留守なのか。 なお、解説によれば、円光大師(法然上人)二十五霊場第十一番だそうだ。
3.正倉院
指図堂から更に北へ歩く。左手に鹿が水を飲んでる大仏池を観ながら少し歩くと、正倉院の入り口。当然門は閉ざされている。入れないことは最初から分かっていたのだが、もう少し「校倉」が外から眺められるのかな、と思っていた。
4.講堂跡地
今回、大昔に買った『奈良・大和路』(ブルーガイド・ブックス)という解説書を持っていった。奥付を見ると何と昭和55年。 ということで、鹿の向こうに見ているのは大仏殿の後ろ姿である。
5.大湯屋
講堂跡地を抜け、ぶらぶら歩き、何となく右に曲がってみた。するとそこにあったのは大湯屋。昔の僧侶達の共同大浴場である。
その先の石段を上がると、鐘楼、行基堂などがある広場。そこから進んで経庫や三月堂のあるあたりに出る。
6.春日大社(本社) 「欄干に触らないで下さい」という注意書きがべたべた貼られた古い小橋を渡る。水谷神社やら、一つだけ願いをきいてくれる神社だのを抜け、ようやく本社本殿へ。
回廊が美しい。伏見稲荷の鳥居のトンネルを連想した。
特別参拝料金を払わないと中には入れないそうなので、中門の外からだけ。
ということで、本社本殿から出て、若宮に向かう。本社を出る南門を振り返って撮ってみた。
7.春日大社 若宮 この大木は若宮大楠。樹齢1700年なんて言われている。神功皇后お手植えだそうだ。
これが若宮の本殿。しかし、うまく撮れなかった。
本殿の後ろには神楽殿があった。
8.夫婦大黒社・二の鳥居 ここは若宮のすぐ隣。
あとでガイドブックで知ったのだが、二の鳥居の側の檜皮葺きの建物は車舎(くるまやどり)と言って、天皇の行幸や、勅使、藤原氏などの参拝の折に使う牛車(ぎっしゃ)の倉庫らしい。今も春日祭りに使う牛車が入れられているらしいのだ。もっとちゃんと観れば良かった。 8.飛火野
二の鳥居、車舎のすぐ先が神苑。万葉植物園と呼ばれることもあるようだ。入場料は600円。あ、そう言えば先の二の鳥居のすぐ側に宝物殿がある。屏風とか装束の特別展示をやっているようだが、もう閉館時間間近だったので、宝物殿も神苑もパス。
広い草っ原に鹿が気持ちよさそうに遊んでいる。 こんな風景を見るとついついゴルフコースみたいだな、と思ってしまうのが私の俗なところ。 しかし、上の写真のような光景が、大きな車道に面したところで繰り広げられているのだ。
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