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(No34) 宇治平等院

 


1.平等院表参道

 JR京都駅から奈良線に乗り換え、宇治駅で降りる。駅前には参道の案内があったが、街中を通り抜ける感じだった。


 しかし、途中で宇治川が見えたので、すこし道沿いに戻って、宇治川沿いに歩けばいいのでは?と思った。結果としては、それで「表参道」というとこに着いたのでOKだった。

 
紫式部 宇治橋

紫式部の像があった。



 



2.宇治茶

 表参道両脇には、食べ物屋やみやげ物屋などが並ぶ。
 「宇治茶」の本場なので、街並みにはお茶の香りがただよっている。

 その日は暑かったので、すぐ溶けちゃって「カド」がなくなりかけてるが、宇治金ソフト。

 抹茶アイスとつぶあん、白玉なり。
宇治金ソフト

 





3.平等院鳳凰堂

 
10円玉の裏で有名な宇治平等院の鳳凰堂。これは、斜め右から観たところ。

鳳凰堂 鳳凰堂

 

 


4.鳳凰堂(続き)

 こちらは、やや左から。

 
鳳凰堂 鳳凰堂

 

 



5.鳳凰堂の後ろ姿

 鳳凰堂と俗称される理由の一つは、鳳凰が左右に羽根を伸ばしているようなその姿。この写真は、中央部を斜め後ろから観たもの。写真右手に伸びている、やや低めの渡り廊下のような部分は、さながら胴体から伸びる鳳凰のしっぽというところだろうか。

 
鳳凰堂 鳳凰のしっぽ


 



6.極楽へ

 極楽のことが疑わしく思えたら平等院へ参れと昔は言ったそうである。11世紀半ばに、時の関白藤原頼通が、この世に極楽浄土を出現させたのが平等院なのだ・・・という意味であろう。
 この写真は、真横、正面から見ると右側にあたる部分から見たもの。
 最初の拝観料とは別料金なんだが、300円なりを払うとこの赤い橋を二つ渡って鳳凰堂の中へ案内してもらえる。

 
極楽へ 鳳凰堂

 




7.鳳凰堂内部から

 鳳凰堂の中ではぺた〜っと畳にすわって、案内のお姉さんから解説を聴くことができる。(案内は定員があり、時間ごとに整理券が配られる。私の時は、定員より少なかったので座れたのかもしれない)

 鳳凰堂はあくまで俗称で、正式には本尊の阿弥陀如来を安置しているので阿弥陀堂と呼ぶ。
 昔は、貴族でもこの鳳凰堂の中に入れるのは、身分の高いごくごく一部に限られていたそうだ。貴族であっても、身分がそれほど高くない者は写真で池の向こうに見える中庭あたりから、鳳凰堂の中を遠巻きに眺めるしかなかったらしい。
 よって、この庭園も、鳳凰堂内部から眺めて一番美しく見えるようにこしらえてあるとのことである。

 
阿字池 内側から

 



8.古い建物

 案内の女性からは、大変貴重な古い建物なので寄りかかったりしないように、との注意を受けた。

 いくたびか戦火に見舞われたのだが、鳳凰堂は周りの阿字池のおかげか、1000年近く前の建造物がそのまま残っている。

 
歴史を感じさせる建物 鳳凰堂

 

 


9.阿弥陀さん

 先ほどの解説の中で、「皆さん、少し後ろを振り返ってみてください。入り口の上の方の格子、丸く窓のようにあいていますね。あれは、遠くから眺めるしかない人が、阿弥陀さまのお顔がのぞけるようにあけられた窓なんです」とのことだった。

 で、内部拝観が終わったあと、池越しの中庭に立って、下級貴族の気分になって、鳳凰堂内部をのぞいてみた。なるほど、窓からお顔が見えますね。

 なお、先ほど、貴族でもよっぽど身分が高くないと鳳凰堂の中には入れない。下級貴族は、池越しの中庭から・・・・・といったが、もちろん下々の一般庶民はそもそも、この平等院の敷地内にも入れない。よって、はるか向こう、宇治川の岸辺から遠望するしかなかったそうである。

 
阿弥陀如来 阿弥陀如来

 

 


10.阿弥陀さんのアップ

 もう少しアップで。なお、この窓は、木の格子のところを窓としてまるまる空けているのではなく、ネットみたいなのは掛けてある。下の写真でも、如来の顔の上に、うっすら網目模様のようなものは見える。

 いわゆる定朝様(じょうちょうよう)というか、おだやかな表情。

 
アップ 阿弥陀如来

 

 


11.鳳凰堂のロング

 せっかくだから、鳳凰が両翼を広げたところを写真に収めたいと思ったのだが、広角レンズじゃないもので、あまり引いて撮ると周りの樹などが入り込んでしまう。この辺が限界か?

 
鳳凰堂 鳳凰堂

 


12.屋根の上の鳳凰

 屋根の上の鳥の上に、また鳥が・・・・ってとこ。

鳳凰堂 鳳凰堂

 


13.宇治川

 近くには佐々木四郎高綱(ささきしろうたかつな)と梶原源太景季(かじわらげんたかげすえ)の宇治川先陣争いの石碑がある。
宇治川 朝霧橋

 近くの天ヶ瀬ダムの放流直後だったのか、ずいぶん水量も多いし、流れもきつかった。

 こんな状態だったら、きっと名馬「いけづき」も「するすみ」も対岸に渡れなかったのでは?と思ってしまった。


14.宇治上神社

 世界遺産なんだそうである。どこが?と思ったのだが、後で調べてみたら、現存する日本最古の神社建築なのだそうだ。

 下の写真は拝殿で鎌倉時代。国宝である。で、この拝殿の奥に本殿があるのだが、これは平安時代のものらしい。もちろん、こちらも国宝。

 

世界遺産
宇治上神社
宇治上神社

 


 

 どうもお疲れ様でした。

 
  

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