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(No32) 京都国立博物館 8月27日平常展示 鑑賞記その2 

 京都国立博物館では、土曜講座というのを開催されており、8月27日(土)が、佛教大学文学部青山忠正教授による「龍馬暗殺をめぐる謎」という講義であった。
 で、そのついで・・・と言っては失礼だが、平常展示を観に行った・・・・・の続き。



博物館(展示室)に入るまで


京都国博とロダン 正面から。

 で、もって下の写真は、もっと近づいたとこ。
 
 「ゲイジュツ」を感じますなあ。

 では、平常展の続き。

 2階へ参ります。

 当時のメモで打ち込んでたのを、現在(平成18年5月27日)に仕上げてるので、細かいとこはほとんど忘れてます。すみません。
ロダン

 


2階 絵画(仏画→第8室)

山越阿弥陀図(やまごえあみだず)・地獄極楽図 重文
 金戒光明寺。五色の糸がついている。なお、国宝の山越阿弥陀図は
名品紹介で。

閻魔天曼荼羅図 重文
 閻魔は牛に乗り、両脇に奥さんを従えている。


2階 絵画(水墨画→第9室)

釈迦三尊像 重文
 愚渓 筆。万寿寺。牛に乗る。

五百羅漢図 重文
 至徳2年(1385)。明兆 筆。京都東福寺。明兆(1352〜1341)のデビュー作。

十六羅漢図 重文。
 南北朝時代(14世紀)。良全(りょうせん)筆。京都建仁寺。



2階 絵画(絵巻→第10室)

矢田地蔵縁起 重文
 鎌倉時代(14世紀)。満米上人が閻魔に招かれ、生身(しょうじん)地蔵菩薩に出会う。

餓鬼草紙 国宝
 平安時代(12世紀)。食水餓鬼。目連。阿難施餓鬼など。名品紹介

光明真言功徳絵巻 重文
 室町時代。滋賀明王院。鬼が人間を臼でつき殺すやら、板石で挟むやら、大釜で茹でるやら。僧が唱える風のような真言の功徳で、釜茹でされていた亡者や、餓鬼が成仏(昇天)。
 畜生界では、みみずを蛙がくわえ、蛙を蛇がくわえる。武家の真言で馬が昇天。

花園天皇像 国宝
 暦応元年(1338)。豪信 筆。京都長福寺。花園天皇(1297〜1348)は伏見天皇の第3皇子。剃髪、垂れ目。

後宇多天皇像
 
13世紀。後宇多天皇(1267〜1324)は亀山天皇の第2皇子。真言宗に帰依し、徳治2年(1307)に落飾したとのことだが、この絵では有髪。

後円融院像 
 土佐光信 筆。後円融院(1358〜93)の百年忌が法要された延徳4年(1492)に土佐光信が描き、後土御門天皇が賛を書いた。
 


2階 絵画(近世絵画→第11室)

四条河原遊楽図 屏風 重文


2階 絵画(中国絵画→第12室)

仿元四大家山水図(ほうげんしたいかさんすいず) 
 清時代(17世紀)。王原祁(おうげんき) 筆。
 右側から倪瓚(げいさん)、呉鎮(ごちん)、王蒙(おうもう)、黄公望(こうこうぼう)に倣ったものらしいのだが、よくわからない。名品紹介

黄山図・冊 
 清・康煕朝(1688)。石濤(せきとう) 筆。絵自体はけっこう様式化していて印象が薄いのだが、旧蔵者が譚嗣同(たんしどう)というので。

花夕陽図(かうせきようず) 重文
 清時代(1671)。ツ恪(うんかく)筆。名品紹介



2階 書跡(第13室)

 

土佐日記 国宝
 鎌倉時代(13世紀)。藤原為家 筆。大阪青山短期大学蔵。為家(1198〜1275)が、嘉禎2年(1236)に蓮華王院秘蔵の紀貫之自筆本を模写。

入唐求法巡礼行記(にっとうぐほうじゅんれいこうき) 国宝。
 鎌倉時代(13世紀)。兼胤 筆。入唐求法巡礼行記は円仁作。正応41年(1291)10月、天台僧兼胤が東山長楽寺で書写した本帖が最古写本といわれている。
 「巻第二 十九日平明天晴北風吹〜」

初渡集
 室町時代。妙智院。策彦周良(さくげんしゅうりょう。1501〜79)が天文8年(1539)に遣明副使となった時の日記。

再渡集
 室町時代。妙智院。周良が天文16年(1547)に遣明正使として再び中国へ渡った時の日記。

春記 重文
 平安時代。藤原○房(1007〜57)の日記。

夢記(ゆめのき) 重文。
 13世紀。明恵 筆。明恵は19歳頃から40年間ほどにみた夢を書き綴っていたそうだ。本書は建永2年(1207)から建暦元年(1221)の間の夢。

園太暦 重文。
 応長元年(1311)。洞院公賢(とういんきんかた)唯一の自筆日記。具注暦紙を継ぐ。
 具注暦とは、画像例としては国会図書館HPで。

 本書のデータは文化遺産オンラインで。画像は京都国博HPでも。


洞院公定日記 重文
 南北朝時代(14世紀)。京都毘沙門堂。公定(きんさだ。1340〜99)は、『園太暦』の公賢(きんかた)の孫。


2階 染織(第14室)・漆工(第15室)

 特に印象なし。


2階 金工(第16室)

太刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿 重文
  埋忠明寿(うめただみょうじゅ。1558〜1631)としては珍しい長い太刀。装飾的。
名品紹介

蓬莱文色々威童具足 重文
 桃山時代(16世紀)。京都妙心寺。豊臣秀吉が早逝した捨丸(鶴松)を供養するため寄進。




 

 どうも長々とお疲れ様でした。

 
  

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