移動メニューにジャンプ

(No193) 第63回 正倉院展 鑑賞記 その3


 平成23年10月30日(土)に奈良国立博物館に第63回正倉院展を観に行った時のメモ。

 


 以下で(1)などは音声ガイドの対象番号(私は音声ガイドを借りてないのですが)。紹介順序は、このガイド番号を基準に。


 頭の134などの番号は図録の番号。

 


6.【地図と文書】


(18)44 東大寺山堺四至図(とうだいじさんかいしいしず)

 地図には山階寺(興福寺)、新薬師寺(現在の新薬師寺とは場所が違う)、東大寺の東塔や西塔、羂索堂(三月堂)、千手堂(現存せず)、西大門、戒壇院などが描かれる。

  画像は、ここここここで。

 リンク切れになるまで奈良博HPで。



(19)49 御正倉院古文書正集(しょうそういんこもんじょせいしゅう)第三十巻

 出雲国の会計文書。やたら朱印が押してある。

 画像はここで。


7.【調度品】

(20)51 十二支八卦背円鏡(じゅうにしはっけはいのえんきょう) 附 緋絁帯(ひのあしぎぬのおび)

 正倉院御物の中で2番目に大きく、一番重い(52.6kg)鏡。
 中央にライオンのようなタテガミのある動物の鈕。その周り、頭に朱雀、右に白虎、左に青龍、しっぽの所に玄武。その外周に、玄武の所がねずみで、そこから時計回りでうし、とら・・・・・・と十二支を配する。

 帯は鈕に結ぶもの。

 画像はここここで。

 リンク切れになるまで奈良博HPで。

 

52 六角榲箱(ろっかくのすぎばこ) 附 金銅鏁子(こんどうのさす)

 51を入れるスギ材の箱。赤漆塗り(素地を赤く着色し、透明漆を塗る)。

 

53 漫背円鏡(まんぱいのえんきょう)

 一条の凸線のある白銅の鏡。仏堂内の荘厳に使われたと考えられる。

 

54 漫背円鏡(まんぱいのえんきょう)

 53と同じ白銅の鏡。全くの無文。初出陳。

 

55 柿厨子(かきのずし)

 カキ材で床脚を持つ、鍵をかけられる扉をもつ収納棚。

 

(22)57 密陀絵雲兎形赤漆櫃(みつだえくもうさぎがたせきしつのひつ)

 赤漆塗りの櫃。四周には横幅の狭い二面には孔雀、広い二面の中央に花樹、そして、その両側に羽根の生えた兎が描かれる。

 画像はここで。

 

(21)58 竹帙(じす)

 いくつかの巻物をまとめて保管するための包み(経帙)。

 縁は暈繝錦(うんげんにしき)。中央部は七条の縞目。竹ひごを色糸で簾編み。

 リンク切れになるまで奈良博HPで。
 


.【聖語蔵の経巻】

(23)60 顕揚聖教論(けんようしょうぎょうろん) 巻第十三

 聖語蔵(しょうごぞう)は正倉院宝庫の南隣にあり、およそ5000巻の経巻が納められる。

 初出陳。唐代に写したもので、唐経と呼ばれる。

 

61 最無比経(さいむひきょう)

 光明皇后が亡き父母のため発願した天平12年(740)5月1日の奥書があるため、この一切経は「五月一日経」と呼ばれる。

 皇后藤原氏光明子奉為・・・・とか書いてあったように思う。

  初出陳。画像はここで。

 


62 仏説幻士仁賢経(ぶっせつげんしにんげんきょう)

 称徳天皇が亡父聖武天皇の冥福を祈って書写させた神護景雲二年(768)の一切経。

 

 


 お疲れ様でした。

 
 
  

inserted by FC2 system