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(No193) 第63回 正倉院展 鑑賞記 その3
以下で(1)などは音声ガイドの対象番号(私は音声ガイドを借りてないのですが)。紹介順序は、このガイド番号を基準に。
6.【地図と文書】
地図には山階寺(興福寺)、新薬師寺(現在の新薬師寺とは場所が違う)、東大寺の東塔や西塔、羂索堂(三月堂)、千手堂(現存せず)、西大門、戒壇院などが描かれる。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
画像はここで。 7.【調度品】 (20)51 十二支八卦背円鏡(じゅうにしはっけはいのえんきょう) 附 緋絁帯(ひのあしぎぬのおび) 正倉院御物の中で2番目に大きく、一番重い(52.6kg)鏡。 帯は鈕に結ぶもの。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
52 六角榲箱(ろっかくのすぎばこ) 附 金銅鏁子(こんどうのさす) 51を入れるスギ材の箱。赤漆塗り(素地を赤く着色し、透明漆を塗る)。
53 漫背円鏡(まんぱいのえんきょう) 一条の凸線のある白銅の鏡。仏堂内の荘厳に使われたと考えられる。
54 漫背円鏡(まんぱいのえんきょう) 53と同じ白銅の鏡。全くの無文。初出陳。
55 柿厨子(かきのずし) カキ材で床脚を持つ、鍵をかけられる扉をもつ収納棚。
(22)57 密陀絵雲兎形赤漆櫃(みつだえくもうさぎがたせきしつのひつ) 赤漆塗りの櫃。四周には横幅の狭い二面には孔雀、広い二面の中央に花樹、そして、その両側に羽根の生えた兎が描かれる。 画像はここで。
(21)58 竹帙(じす) いくつかの巻物をまとめて保管するための包み(経帙)。 縁は暈繝錦(うんげんにしき)。中央部は七条の縞目。竹ひごを色糸で簾編み。 リンク切れになるまで奈良博HPで。 8.【聖語蔵の経巻】 (23)60 顕揚聖教論(けんようしょうぎょうろん) 巻第十三 聖語蔵(しょうごぞう)は正倉院宝庫の南隣にあり、およそ5000巻の経巻が納められる。 初出陳。唐代に写したもので、唐経と呼ばれる。
61 最無比経(さいむひきょう) 光明皇后が亡き父母のため発願した天平12年(740)5月1日の奥書があるため、この一切経は「五月一日経」と呼ばれる。 皇后藤原氏光明子奉為・・・・とか書いてあったように思う。 初出陳。画像はここで。
称徳天皇が亡父聖武天皇の冥福を祈って書写させた神護景雲二年(768)の一切経。
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