移動メニューにジャンプ
(No192) 第63回 正倉院展 鑑賞記 その2
以下で(1)などは音声ガイドの対象番号(私は音声ガイドを借りてないのですが)。紹介順序は、このガイド番号を基準に。
3.【聖武天皇ご遺愛の宝物】
端布を綴り合わせたように見えるが「織成」という手法で織り出されている。画像は、ここやここ、ここで。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
28−2 は 28−1 を模造したもの。小石丸という蚕の繭からとった糸を日本茜などで染める。28−1には欠損部分があるが、さすが28−2はすべて復元。
30−1 御袈裟箱(おんけさのはこ) 黒漆塗りの箱なので、当然色は漆黒と思うのだが、蓋の部分が茶色とゆうか紫っぽいとゆうか。身の方は黒く見えたからライトアップのせいか?
(11)31−1 御袈裟箱袋(おんけさのはこのふくろ) タイトルのまんま。たすき状に交叉するかすみ文の中に黄色の魚や鳥を配置する。
(12)32 紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく) 染め象牙のものさし。上写真は切符。狐や鹿、虎が描かれている。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
4.【様々な献納品】 (13)33 蘇芳地金銀絵花形方几(すおうじきんぎんえのはながたほうき)附 白橡綾几褥(しろつるばみあやのきじょく) 四脚は葉の形。
35 檜方几(ひのきのほうき) 天板はヒノキ。四周は紫檀材。猫脚4本はムク材で、ホゾを用いず直付け・・・と解説文にあったが、いきなり釘で打つのか、木工ボンドのようなもので接着するのか? 初出陳。原形をよくとどめている。
緯錦(ぬきにしき)という手法で濃緑、茶、藍、紫の順で、「七曜文」と「四菱とたすき」を交互に表現。
(14)37 碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ) ヒノキ材。「千手堂」と底に墨書の銘。箱の角は蘇芳色で梅花文を散らす。箱の内側は底に綾。側面には錦で斜めストライプに。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
38 金銀木理箱(きんぎんもくりのはこ) ツゲの床脚。本体はサクラ材。蓋や身はウメ材を貼り、角、口縁は黒柿。 5.【出蔵 倉から宝物を取り出すこと】 (15)39 金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち) 柄はサメ(エイ)皮。水晶やガラス玉で飾る。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
(16)40 斑犀把漆鞘銀漆荘刀子(はんさいのつかうるしのさやぎんうるしそうのとうす) 大型の刀子。把は犀角。鞘は木製黒漆。
宝庫から759年12月26日、聖武天皇と光明皇后の結納品箱や念珠入り「犀角箱」が出された時の文書と、同日に「陽寶剣 壱口 陰寶剣 壱口」などと書かれた文書をつないだ文書。良弁らの署名がある。 画像はここで。 リンク切れになるまで奈良博HPで。 昨年秋、東大寺金堂鎮檀具の太刀からエックス線写真で「陽劔」、「陰劔」の銘が発見された。
|