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(No191) 第63回 正倉院展 鑑賞記 その1
これまた、久しぶりに奈良博へ。 下写真はキップ。
以下で(1)などは音声ガイドの対象番号(私は音声ガイドを借りてないのですが)。紹介順序は、このガイド番号を基準に。
1.【大仏開眼会(かいげんえ)と東大寺の法要】
リンク切れになるまで奈良博HPで。
2 伎楽面 金剛 1、2とも相模国という墨書あり。初出陳
4 大歌茶臈纈絁半臂(おおうたちゃろうけちあしぎぬのはんぴ) 天平勝宝4年(752)4月9日の大仏開眼会に用いられた。半臂とは短い袖の上着。裾に裂(きれ。短いスカートのようなもの)がつく。 画像はここで。
5 縹纐纈布袍(はなだこうけちのぬののほう) 袍は律令制下の官人の作業衣。藍と紅花で染める。大胆なイナズマのような文様。 画像はここで。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
6 纐纈布幡(こうけちぬののばん) 画像は、ここで。 初出陳。原形をよくとどめている。
6に付属する脚の一条分。初出陳。6も7も単独で4mを超え、合わせれば9mを超える。
(3)8 金銅華鬘形裁文(こんどうのけまんがたさいもん) 金めっきされ、花芯部に水晶玉。各所に鈴。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
9 金銅花形裁文(こんどうのはながたさいもん) 8に似ているが、緑色のガラス玉や水晶玉が随所に散らしてある。鈴は中央部のみ。
(4)10 華鬘残欠(けまんざんけつ) 仏堂の荘厳具のひとつだが、あまり記憶にない。
11 錦臈纈絁等雑貼(にしきろうけちあしぎぬとうざっちょう) 屏風に臈纈(ろうけつ染め)の裂(きれ)12片、錦7片が貼ってある。屏風に貼るのは写真をアルバムに貼るようなもので、伝統的な整理保存方法。 2.【香と香に関わる仏具】 (5)13 黄熟香(おうじゅくこう)<蘭奢待(らんじゃたい)> 天下の名香。足利義政、織田信長、そして明治天皇が削った場所に名札がつけてある。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
14 裛衣香(えびこう) 防虫剤の香。ほぼぺちゃんこ。神護景雲2年(768)4月26日付の記載あり。
鞘の外に薄い沈香を貼る。初出陳。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
(6)19 沈香末塗経筒(じんこうまつぬりのきょうづつ) 経巻の容器。外面に沈香の粉末を漆で練ったものを塗布し、マメ科植物の種と丁子香で文様をつけてある。(中央に丸。放射状に四方に長い花びらのような形) リンク切れになるまで奈良博HPで。
柄の末は鵲尾形といって3つに分れる。ほぼ純銅。 リンク切れになるまで奈良博HPで。
22−1 金銅大合子(こんどうのだいごうす) 22−2 金銅大合子(こんどうのだいごうす) 形や大きさもにているのだが、22−1は全体に錆びていて蓋と身の部分がマッチしているのだが、22−2は蓋がやけにきれいな金色。蓋だけ後補なのかな?と思うのだが、そうした記載は気づかなかった。 22−2は初出陳。
23 佐波理合子(さはりのごうす) 銅と錫を主成分とする白銅製。小ぶりだが、すっきりとしたいい感じ。 画像はここで。
24 金銅花形合子(こんどうのはながたのごうす) 身の部分は新補。八陵の横長の花の形。宝相華文が透かし彫りになっており、蓮華宝珠の鈕がついた美麗な合子。
(8)25 刻彫梧桐金銀絵花形合子(こくちょうごとうきんぎんえのはながたごうす) 初出陳。木製で宝相華文を半肉彫で表現し、花弁の間に猪目(ハート形)を透かす。「弁脈に金の線、花弁の縁に銀の線」と解説にあったが、よく分らなかった。身は新補。
(9)26 鉄三鈷(てつのさんこ) 鉄製。実用のモリを思わせるような鋭さ。金メッキが残っている。奈良時代、既に初期の密教が伝わっており、法具として用いられたと考えられる。
26の形をくり抜いたサクラ材の容器。
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