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(No188) 京都国立博物館 細川家の至宝 鑑賞記 その1
ということで、久しぶりに京博へ。 相変わらず平常展示館は工事中。何かずいぶん前から工事している気がするのだが。(ずっと、講演会は往復ハガキで申し込んでよその会場まで行かないとあかんし、「らくご博物館」は博物館じゃなくて近くのホテルでやってるから「どこが、らくご『博物館』やねん!」とツッコミたくなる。)
建ち上がるのは、まだまだ先のようである。 下写真は、工事の停滞ぶりに悩んでいる責任者のかた。(←違う、違う)
以下で(1)などは音声ガイドの対象番号(私は音声ガイドを借りてないのですが)。 〜関係は私の勝手な分類。 とりあえず仏像関係。あと、文書関係とか。
7 錦旗 画像は、ここで。遠祖細川頼有ゆかりの品。 リンク切れになるまで京博HP(図1)で。
(1)34 重文 十一面観音立像 勝龍寺 画像は、ここやここで。リンク切れになるまで京博HP(図10)やみどころにて。 39 明智光秀覚書 光秀の自筆。
41 重文 大原野千句連歌懐紙 紙の模様が実にいい!
30 細川藤孝(幽斎)像 絵:田代等甫筆、和歌:細川幽斎筆 後期展示なので現物は観ていない。慶長17年(1612)の作。
(2)31 細川藤孝(幽斎)像 南禅寺天授庵に、幽斎の三回忌のおり、夫人が依頼し、以心崇伝が賛を書いたとされる画像が伝来しているが、それを江戸17世紀頃に写しをとったとされる。
(3)45 細川忠興(三斎)像 大渕玄弘賛 ガラシャの旦那。絵の解説に「結んだくちもとに意志の堅さが」とか何とか書いてあったが、桂歌丸のような顔の気難しそうなおっさんで、ガラシャは苦労したのでは?と思った。 三回忌のおりに侍女の立法院が泰照寺に寄付したとのことである。 47 重文 織田信長自筆感状(与一郎宛)
これに信長様自筆のお手紙が・・・とか何とか書いてあるために、47は、信長自筆ということが確実である唯一の文書であり、第1級の信長文書と称されるそうである。
50 徳川家康書状(丹後宰相宛) (4)52 細川ガラシャ消息(松本殿御内儀宛) 水の流れるような筆跡で、ガラシャの教養がしのばれる・・・・なんてことが解説文にあった。
後期展示なので現物は観ていない。チラシなどで紹介されているのは後期のみの物が多い気がする。ガラシャが忠興のために自ら織った雨具とのこと。
63 細川忠利像 矢野三郎兵衛吉重筆、沢庵宗彭賛 忠利は忠興と玉(ガラシャ)の間の三男。五位以上の者にしか許されない正装の束帯姿で描かれている。
77 重文 芦雁図屏風 伝宮本武蔵筆 6曲1双の大作。後ろ姿の雁が多いのが特徴らしい。 茶器関係 (5)183 唐物尻膨茶入 利休尻ふくら 「茄子」と呼ばれる形に似るが肩に張りがあるものを「尻膨」と呼ぶそうだ。もともとは千利休所持で、その後徳川秀忠から細川忠興に譲られたそうである。南宋13世紀のもの。
166 瓢花入 銘 顔回 千利休作 瓢箪の下半分をすぱっ〜!と切って花入れにしたもの。 (6)167 顔回添状 千利休筆 薮宗把の礼状に対する返信と伝えられる。「遺言で譲ろうと思っていたが、死ぬのを待たれるのもいやなので・・・」といった内容から、以前から執心していた宗把に譲った後と考えられる。
将軍家伝来の「鵺」という茶器に負けない・・・ということで「頼政」という銘らしい。
191 茶杓 銘 けつりそこなひ 筒に「ケツリそこなひ」と自筆の銘あり。
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