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(No163) 京都国立博物館 特別展「長谷川東伯」鑑賞記 その2
第5章 信仰のあかし 〜 本法寺と等伯 〜
48 重文「仏涅槃図」 長谷川等伯筆 慶長4年(1599) 京都・本法寺蔵 上記作品は、リンク切れになるまでは京博HPのここから(「展示作品紹介」をクリック)。または、ここから。 等伯は愛息であり後継者としても期待されていた久蔵を失う。親族供養のために描かれた本作は、縦10mもの巨大な絵であり、そこに費やされたエネルギー、執念から彼の悲嘆の量を思い知らされる気がする。
第6章 墨の魔術師 〜 水墨画への傾倒 〜
63 重文「蜆子猪頭図襖」 長谷川等伯筆 慶長6年(1601) 京都・真珠庵蔵 禅宗の「蜆子」和尚は、蜆や海老を採って食べていたし、「猪頭」和尚は名のとおり猪(=豚か)の頭が好物だったとか。 蜆子和尚は、左手に蜆をとる網カゴのような物を持ち、右手に海老を持ってかじっている。分かりやすっ!!
66 重文「商山四皓図襖」 長谷川等伯筆 慶長7年(1602) 京都・天授庵 枝の異常なばかりの屈曲ぶりが印象的。
71 重文「枯木猿猴図」 長谷川等伯筆 京都・龍泉寺蔵 上記作品は、リンク切れになるまでは京博HPのここから(「展示作品紹介」をクリック)。または、ここから及びここから。
72 「竹虎図屏風」 長谷川等伯筆 東京・出光美術館蔵
75 重文「烏鷺図屏風」 長谷川等伯筆 千葉・川村記念美術館蔵 上記作品は、リンク切れになるまでは京博HPのここから(「展示作品紹介」をクリック)。または、ここから。 実は、私は後期に行ったので、本作は観ていない。
第7章 松林図の世界
上記作品は、リンク切れになるまでは京博HPのここから(「展示作品紹介」をクリック)。または、ここから。 霧を描かずして、描いているといわれるようだが、それも手前の松の濃墨が効いているからではないだろうか。 77 「月夜松林図屏風」 上記作品は、リンク切れになるまでは京博HPのここから(「展示作品紹介」をクリック)。または、ここから。
質、量ともに堂々たる没後400年回顧展なのだが、以前の「法華」関係に出展されていたものも混じっているので、妙にデジャブ感のある展示会であった。
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