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(No156) 京都国立博物館 特別展「THE ハプスブルク」鑑賞記 その2

 平成22年1月23日(土)に、上記美術展を鑑賞した時のメモの続き。

 



第5室 スペイン絵画

 

受胎告知    エル・グレコ   1600年頃

 画像は、ここで。又はこのHPにて。

 「受胎告知」は本展でも他の作品があった。その作品に比べると、マリアの、天使の迎えっぷりが、軽く手を上げ、「よっ!」てな感じだった。(どうも宗教心がないので申し訳ない)

 

 

聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ     ジュゼッペ・デ・リベーラ   1645〜50年頃

  おそらく図録の写真だと思うのですが、手当たり次第というか、バンバンあっぷされてるブログがあったんで、リンクさせてもらいます。ここにて。

 

 フランチェスコさんの表情が微妙というか、チョップリンの小林さんみたいというか。

 手や足は分かるんだが、「聖痕」は物理的に繊維とかにも及ぶんだぁ・・・・・・と服の右胸んとこに空いた穴をみて、思った。

 

 

食卓につく貧しい貴族      ディエゴ・ベラスケス     1618〜19年頃


 これも先ほどのブログで、図録のページが湾曲してますが、雰囲気をおつかみください。ここにて。

 なぜか「サムアップ」してる右側の親父とか、ワインを注ぐ女店員と、その手元を見つめる左側の親父が、親しみやすい。
 私も同僚と居酒屋に行き、たまに「地酒」なんかを頼んで、受け皿に乗っけたガラスコップに一升瓶から店員さんが注いでくれる時、いきなり話をやめて、全員、その手元を真剣に見つめるもんね。 

 

 

悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル     バルトロメ・エステバン・ムリーリョ  1665〜68年頃

 画像は、ここで。

  いま、ミカエルというと、ついつい『聖☆お兄さん』のミカエルを連想してしまう。

 あと、ムリーリョは「ヨハネ」物が2品、出展されていた。

 不勉強なもので、ヨハネといえば、羊・・・・だとか、十字架にからんだ「神の子羊を見よ」って書かれたリボンとか「つきもの」があるのを初めて知った。

 


カバリェーロ侯ホセ・アントニオの肖像      フランシスコ・デ・ゴヤ   1807年

 画像はここのHPで。

 会場の解説文では、ゴヤは絵の依頼主が大嫌いであり、巨匠の筆は、依頼主の高慢な姿勢と自己満足的な表情で、人間性の醜さをいかんなく暴きたて・・・・・・・なんてことが書いてあった。

 確かに「やな奴」っぽい表情ではあるが、そこまでゆうたらんでも・・・・と思う。

 


中央室 ハプスブルク家の肖像画と武具コレクション


神聖ローマ皇帝ルドルフ2世   ハンス・フォン・アーヘン 1600〜03年頃

 画像はここでのHPで。ここのHPの講演録の文中、多彩な関心とコレクション:ルドルフ二世」というところで「もう1人の重要な皇帝ルドルフ二世に移りましょう(スライド)。」をクリックしても出てくる。

 会場の解説文では、目の下のたるみなども美化せずに描き、権力の象徴らしきものも身にまとっていない、とあった。
 それだけ自分自身に自信があったのだろうか。いわゆるオタクっぽいコレクターでもあったようだが。

 

11歳の女帝マリア・テレジア    1727年

 画像はここここで。

 可愛いなぁ。女帝に対して「可愛い」なんて言ったら首ちょん切られるのかしらん。

 ここのHPでは「ビフォア・アフター」というか、この肖像画の下に、晩年の肖像画も載せてある。ロマンを抱き続けたい人は見ない方がいいかもしれない。

 

 

オーストリア皇帝フランツ1世    ヨハン・バプティスト・ランピ(子)  1804年頃

 画像はここにて。上掲のルドルフ2世の肖像画に比べ、だいぶ「美化」が混じっているのではないだろうか?

 

 

ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世   ミハーイ・ムンカーチ 1896年頃

 画像はここにて。一瞬、モンゴル相撲の選手かと思った。

 

 

オーストリア皇妃エリザベート    フランツ・クサファー・ヴィンターハルター  1865年

 画像はここここにて。

 いったい何頭身やねん?!とツッコミたくなるくらい頭が小さい。
 しかし、作家の名前、「あたいにビンタぁ、はるたぁ〜いい度胸だね」なんてスケ番もののセリフに出てきそうな名前やな。

 

白衣の王女マルガリータ・テレサ    ディエゴ・ベラスケス   1656年頃

 

 右写真のように、チケットで取り上げられている。

 ほか、画像は、ここここで。

 

皇太子フェリペ・プロスペロ    ディエゴ・ベラスケス  1659年

 画像は、ここここで。

 この皇太子は病弱だったようで、服の上に散りばめられた装飾品も、ファッションじゃなくて、護符らしい。で、正面の鈴なども(いつ倒れるか分からないから)居場所が分かりやすいようにぶら下げていたそうだ。

 そんな周りの願いも虚しく、早逝されたらしい。

 

シャーベット用センターピース

 画像はここで。シャーベットを盛る小皿をぶら下げるものなんだろうか。

 

スペイン国王フェリペ2世の騎士甲冑    (甲冑)デジデリウス・ヘルムシュミト

 (エッチング)ウルリヒ・ホルツマン   1544年

 画像はここにて。

 



 

 お疲れ様でした。

 
 
  

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