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(No140) 奈良国立博物館 第61回 正倉院展 鑑賞記 その2 平成21年10月31日(土)に、観に行った時のメモの続き。 第3部 刀剣と刀子・佩飾品 14 金銀鈿荘唐太刀(きんぎん でんそう の からたち) 中倉 鞘は美麗だが、白い鮫皮の柄がシンプルでなかなか渋い。
15 金銀荘横刀(きんぎん そう の おうとう) 中倉 柄が地味な茶色い木製なんで、あれ?と思ったが、柄が沈香とのこと。お値打ちやん。 16 手鉾(てぼこ) 中倉 太刀に比べ、先端の鉾部分は、非常に厚みがあり、湾曲してる(直線的な刃でなく、極端にいうと数字の「2」みたいな感じ)とこがいかにも「まがまがしい」というか、凶器としての荒々しい強暴さを感じる。
第4部 楽舞に用いられた品々 26 伎楽面 呉女(ぎがくめん ごじょ) 南倉
大破してる分の奈良博HP解説はここ。あと、画像はガイドMAP。
31 伎楽面 崑崙(ぎがくめん こんろん) 南倉 「黒人」というが、思いっ切りな表情。
32 伎楽面 力士(ぎがくめん りきし) 南倉 ヒゲのところは、箒によく使う棕櫚(シュロ)の毛が植えてある。 伎楽としては、ざくっと言うと31の崑崙が、26の呉女をストーカーするが、それを力士が懲らしめる・・・というストーリー。大仏開眼会の時に演じられたらしい。
34 金薄絵馬頭(きんぱく え の うま の かしら) 南倉 奈良博HPは、ここ。
布を折り返し、頭の入る穴を開けただけの、いわゆる「貫頭衣」の手法。 私は、あんな小さい穴で人間の頭が入るのか?と思った。 脇役は、やっぱ服装も手抜き気味。
画像は、読売新聞で。 この写真は、展示物とは凹凸が逆なようで、朱雀や青龍の所在が分かりにくい。 ペアの白石鎮子 玄武・白虎 は、先日買った『正倉院展 60回のあゆみ』で、P104に第22回(昭和44年)出陳として載っていた。 『国家珍宝帳』記載の鎮子(文鎮のような重し)扱いされているが、建築部材だろうという見解もある。 ちょっとでか過ぎるので、建築ブロックじゃないの?って気がする。
40−1 十二支彩絵布幕 龍図(じゅうにし さいえ の ぬの の まく りゅうず) 中倉 奈良博HPはここで。40−2 同 鶏図、40−3 同 猪図も同様。
お疲れ様でした。
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