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(No8) 韓国(ソウル)旅遊記 その8   韓国民俗村(2)

 
  駆け足の韓国(ソウル)旅行のメモです。



 続いて、韓国南部の「農家」の紹介。

 

 
 「農者は天下の大本」というノボリの下で説明してくださっているのが、我らがガイドの車貞愛さん。

 とっても有能な方だと思うので、もし機会があれば、現地でガイドを頼んでみてください。

 ソウルだけじゃなく、済州島でもどこでも、ガイドしますよ!とのことだった。(よく知らないのだが、済州島のガイドは島内しか案内できないが、ソウルのガイドは国内どこでも案内できるとのことだった。

 
 左の籠は、卵を入れる入れ物で、その右の「棒」は男性のシンボルを意味し、豊作祈願の象徴だそうだ。

 

 
 農家の居間みたいなとこ。

 左側の白い服を着ているのがお義母さん。

 嫁と向かい合ってその場所に座っているのには意味があり、写真左側のさらに奥(左側)に台所がり、オンドルの焚き口もある。

 現代では、お湯の流れるパイプを床下に張り巡らせるので、どの部屋も均一に暖かいそうなのだが、昔は、直接あっためた暖気を床下に流す・・・という感じだったので、いきおい、焚き口に近い場所は暖かいが、そこから離れると冷めてしまう。

 ということで、「焚き口」に近いほど暖かい=上座という概念だったそうだ。

 で、ばあさんが向って左に陣取る・・・という構図になるわけだ。

(蛇足ですが、右上写真の人物は、展示用の人形ですよ)

 

 
 また犬がいた。

 これは人形じゃない。(大阪市の住まいのミュージアムの犬は人形だったけど)

 これも、ちょっと愛犬ハナに似ている。(白犬ってとこだけかも?)

 

 

 

 
 チョゴリの女性がポーズを取っていた。とりあえず1枚だけ写真を撮る。

 今度は、「南部地方の屋敷」のところへ行った。

 先ほどは農家だったが、今度は知識階級というか、役人などの家。

 

 

 お屋敷に入ったのだが、先ほどの女性が、この屋敷の門のところでクルクル回っている。

 

 そう言えば、さっきあの女性を撮らせてもらったけど、三脚とか持ったオタクっぽい人が多かった。

 ひょっとしたら、あの人らがお金を出し合い、「撮影会」をしているのに、私がタダ乗りをしてしまったのかもしれないが、それなら申しわけなかった。

 
 お役人系ということで、先ほどの「農家」より「男系」優先の雰囲気がプンプン。

 

 右写真は、父親が、自分の跡を継ぐ嫡男に学問や処世術を教えているとこなんだろう。


 部屋の隅にぶら下げられているのは「竹夫人」。

 夏の避暑用抱き枕である。使用方法は、下写真の額縁に収まった写真にて。

 

 
 

 

 
 偉いさんの家の続き。

 貧乏人、いや庶民の家のように焚き口が一つだけでは、冬はともかく、夏は熱気が来て暑くて仕方ない。

 で、お金持の家では、家から離れた場所にも「かまど」を用意しておくのであった。

 

 

 
 屋敷に大量所蔵される甕など。

 穴のあいたものは、食品を蒸し上げるときに「蒸篭(せいろ)」のように用いるものらしい。

 一番大きな甕は、キムチじゃなくて、醤油とか味噌などの入れ物。 

 では、韓国家庭の必需品、キムチはどこに保存されているのか?

 
 右上写真の別小屋にキムチは保存されているそうである。

 しかも、左写真のように、甕本体は地下に埋め込み、温度変化を避ける工夫がされてるとのことであった。

 

 
 左のマップでいうと、(5)の南部の農家、(9)の南部地方の屋敷。

 

 


 
 

 どうもお疲れ様でした。

 
  

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