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愛犬ハナ日記(8) 「ハナちゃん、ケガをする」の巻

(1) ハナの平和な日常

 お久しぶりのハナ日記です。ハナは元気に暮らしております。

 下の写真、見てやって下さい。ちょっと写真が暗くて、わかりづらいと思いますが。玄関を出て、家の外周の塀との間の狭〜いスペースをハナは昼間歩き回っておるのです。写真右側が家の外壁、で、左側が外周の塀の内側です。
  写真手前のレンガですが、そこは穴が開いておるのです。排水設備の点検口や水道メーターなどがあるのですが、開けっ放しにしておくとハナがこしゃくにも、その穴をくぐって外へ逃亡してしまうのです。
 で、写真にあるように、パネル材(何年か前に家の外壁補修した時の残り)を置いて、重石にレンガを3個乗せております。

 ある暑い昼下がり、ハナがそのレンガにあごを乗せて、寝ておりました。
暑いんですう〜。レンガ、冷やっこいんですう〜

 声をかけても「へ〜い、聞いてまっせえ〜」と言わんばかりに寝転んだ体勢のままで、しっぽだけを振るのでありました。


(2) ハナの平和な日常 その2
早く、出してくださ〜い!!  以前にも書きましたが、昼間は玄関の外(塀の内側)で放し飼いにしてますが、夜の間は玄関の中のケージに入れてます。

 やっぱ、とっても窮屈なんでしょうね。朝になって、散歩に連れて行こうと、ケージの屋根を開けると、待ちきれなくて後ろ足で立って、「早く出してくれい〜!」とおねだりするのであります。

 これも前に書きましたが、うちの家は近所の小学校の通学路沿い。
 玄関の外に出してると、道行く小学生たちが「ハナ〜!」と声をかけてくれてます。ハナも子どもは好きなんで、塀んとこのアルミ柵の間から頭を出して愛想をふりまいたりする。

  さて、長男もこの3月まで地元の小学校に通っていたのですが、6年生の保護者には「黄色いママさん」というボランティアが年1回か2回まわって来るのです。
 これは小学校の校門近くがそこそこ自動車交通があるので、ボランティアの保護者が交代で黄色い旗を振り、通学してくる子供たちが無事校門に入れるよう誘導するというもの。
 嫁さんが、登校して来る子ども達に「おはよ〜!」と声をかけると、「あっ、〇〇くん(長男の名)のおばちゃん!」という返事はほとんど返って来ず、「あ〜!!ハナちゃんとこのおばちゃんや〜!!」とばかり言われたそうです。

 で、ここまでは私もうすうす知っておりました。
 しかしながら、ハナのファン層は高齢者までカバーしておるのです。最近、高齢者の方がご夫婦とか近所の数人でウォーキングとかされてる光景をよく見かけます。その方々がけっこう「ハナ〜!」、「ハナちゃん、元気か〜?」とか、よく声をかけて下さっているのです。(←名前とか別に貼り出している訳ではないのですが、なぜかみんな知っている)

 中には、自転車に乗った高齢のおばちゃんなのですが「ハナ〜!お母さんやでぇ〜」とかおっしゃって、その後、えんえんとハナに話し掛けておられたりするのです。ハナが癒し系セラピーをやってるとでも言いましょうか。
 私ら飼い主が外に出て、その人がハナに話しづらくなってもいかがなものか?と思い、ハナが別に文句を言ってないのをいいことに、そのおばちゃんの声がすると「あっ!お母さん来たわ」「えらいこっちゃ、しばらく外に出んと、家ん中おろうか」とか言ってる今日この頃でございます。


(3) 異変の始まり

 そんなハナですが、「帽子をかぶったおじさん」とは相性が悪く、と言うか、番犬意識のなせるわざと思うのですが、よく吠えます。

 5月も末のある日、やっぱよく吠えてたそうです。(←それを聞いてたのは嫁さんだけ)
 家の中から「ハナ〜!」と叱っただけで鳴きやむこともありますが、ちょっと続いたので「これじゃ、近所迷惑だな」と嫁さんが外へ出て叱ろうと思った時、ハナが「キャイン!」と悲鳴をあげた。
 嫁さんは、「吠えられたことに腹を立てた人が、ハナに暴力でもふるったのか?」と心配し、すぐに玄関を開け、ハナの様子を見ました。しかし、それらしき人影は全く見あたらなかったそうです。

 で、別にハナにも外傷らしき様子や、特に変なとこはなかったとのことでした。

 ところが・・・その日から、どうもハナの様子がおかしい。歩く時、何か身体全体が波打つような感じで歩く。足がすっ!すっ!と前に出ず、腰を振り気味で歩いているというか。もともと、ひょこたん、ひょこたんって感じで歩くほうだったのですが、それがきつくなっている。
 散歩に連れ出す最初の時は、いつものように喜び勇んで、私をぐいぐい引っ張ったりするのですが、後半になると、後ろ足のふんばりがきかないような感じになる。
 立っている時の様子を観察すると、後ろの右足はしっかり踏みしめてるが、左足は少し浮かし気味の時がある。足の裏に何か刺さっているとか、ケガでも?と思ったが、どうもそうじゃないみたい。

 で、5月31日の土曜日、娘と二人で動物病院に連れて行くことにしました。
 4月中旬、5月中旬にもワクチン注射、狂犬病注射で病院に行きました。その時は散歩がてら、歩いていったのです。
 しかし、今回は長く歩かせるのもなあ・・・と思ったので、末っ子たけしがおもちゃ箱として使っていた段ボール箱を召し上げて、玄関にあった足拭きマットと吸水シート(ケージの底に敷くのに使ってます)を入れました。で、その箱にハナを入れて自転車の荷台に乗せ、一人は自転車を押し、一人は箱を支える・・・という体制で運ぶことに。全く、大騒動であります。

 「何や、段ボール箱ん中に犬入れて、自転車に乗せたりして、他人が見たらどっかに犬捨てに行くみたいに見えへんやろか」

 「お父さん、あほなこと言っとらんで早く行こ。あっ、ここパチンコ屋さんの前、人が並んでるから、ちょっと曲がるでえ」

 「ふ〜ん、開店前でこんな早くから並んでるねんなあ。ほんま、ご苦労さんなことやねえ。・・・・って、俺らの方が、よっぽどご苦労さんか?」

 あほな会話をしているうちに、ようやく動物病院に着いたのでした。
 さて、せんせいの診断は・・・・。


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