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愛犬ハナ日記(10) 「ハナちゃん、退院す」の巻

(1) 唐突な退院許可

 前回日記で、6月7日(土)に私と娘で見舞いに行ったところ、ハナが喜んじゃってどうしようもなかった、と書きました。
 日曜日は病院が休みなんで、見舞いもできません。月曜日、学校帰りに娘が寄ったところ、せんせいから「どうです、今日連れて帰りますか?」と言われてびっくり。とりあえず「今は、ちょっと無理です」と言って、家に帰って娘は嫁さんと相談。

 で、嫁さんから私の携帯へ。最初は、手術後最低4、5日、通常1週間。けっこう大きな手術なんで10日くらい入院した方がいいという話でした。でも、ハナが家に帰りたがって仕方ないので、もう連れて帰ってもいいですよと言われたようなのです。
 病院は夜も開いてるので、明日の夜引き取ることにしました。


(2) ハナちゃんのお迎え

 火曜日は、娘は塾に行く日なので、今回も私ひとり。会社を定時に出させてもらって、病院へ。(病院は、自宅からはけっこう遠いが、JRの最寄駅からは近いのです)
 呼ばれて診察室に入ると、ハナはもうケージから出してもらっていて、また狂喜乱舞しています。

 先生から手術内容の説明を受ける間、若先生(息子らしい)や看護婦さんがハナをみていてくれました。
 レントゲン写真に白く映し出されるボルトやらステンレス板やら、手術糸の白い影が痛々しい。しかし、確かに、手術前の写真と比べると、上肢の骨と下肢の骨との間の隙間は、等間隔になっています。

 あと、今後のリハビリの仕方や、当面の薬、抜糸の日程などを聞いて、身代金、あ、違った、治療費を支払って、病院を出ました。

 退院時間を見計らってペット送迎会社に予約していたので、すぐに車が来ました。入院の時と同じIさんが担当でした。
 「退院おめでとうございます!」と言ってくれたり、迎車料金をサービスしてくれたり、今回も感じがよかったんで「これ、退院の内祝いですわ」とぽ〜〜んと(いやいや、ちょびっとだけ)チップを上積んで、無事家に着きました。

 


(3) ハナちゃんの帰宅
 久しぶりのご帰還です。

「ハナちゃんは、ケージでおしっこしますか?」
「いえ、家では、ケージに入れるのは夜だけですし、トイレは散歩の時にしてます。
 ケージでは、どうしても我慢できなかった時にしかしません」
「そうですか。じゃあ、今日は、トイレにだけ、連れ出してやってください」 

 退院する時の看護婦さんとの会話。入院中はトイレはどうしていたんだろう?散歩は行ってたのだろうか?

 先生によると、水平なところで短時間の散歩を、とのことでした。
 段のある所や、滑りやすい所はダメ。
 で、散歩に連れて行く時は、人間が先に玄関の外に出て、ハナをケージから出して、門扉の外へは(段があるので)ハナを抱えて、家の前の道路まで連れ出してます。

 左後ろ足は手術で毛が剃られてるし、エリザベスカラーしてるんで、散歩してると目立つ、目立つ。
 恥かしいんですが、ハナの方がもっと恥かしいだろうな。  

 近所の人に会うたんびにいろいろ尋ねられるんで、ケガの経過やら手術内容やら説明しなければならず、短い距離ですが時間はけっこうかかってしまう。

 これが手術した左膝。
 毛が剃られているのは当然ですが、切り開いて、骨を削って、ボルトや板を入れて・・・と大手術だったようなんで、膝のまわりはフランケンシュタインの顔みたいです。

 カラーを付けて散歩させると、壁際に寄るとゴズッ!って音がするし、目の前に落ちている何かの匂いをかぐため下を向くと、ガシュッ! いちいちカラーがぶつかるんで、ハナもうっとおしいだろうなあ。
 散歩してる時は、手術箇所に触ろうとしたら注意できます。で、散歩の時は、カラーを外してやることにしました。 

 最近じゃ散歩の時、目を離すと、段のある所でもすぐひょい!と飛び乗ってみたり、左足で踏ん張っておしっこしたりするんで大変です。

 散歩に連れて行こうと引き綱などを持つと、喜んじゃって、ケージの中でぐるぐる回ります。また、グキッ!と挫かないかと気が気じゃない。
「わかった!わかった!すぐ連れていくから!頼むから回るな!回るんやない!」そう制しながら、連れて行く私。それを見ながら「いつもより余計に回っております」なんて古いギャグを飛ばす嫁さん。


 抜糸は、21日(土)の予定です。
 

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