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アジア映画れびゅう(63) 「マッハ!!!!!!!!」  

(ご注意)思い切りネタばれです。まだ観てなくてストーリーを知りたくない人は、お気をつけください。
 
また、記憶違いなども多いでしょうが、ご容赦ください。

 




(ストーリー)

 タイの片田舎、のどかなノンプラドゥの村では、人々を災いから守ってきたオンバク像の感謝祭が執り行われようとしていた。
 この村出身のドンという男は、バンコクでコム・タンという男が率いる美術品窃盗密輸団の手先になっていた。

 久しぶりに村に姿を現したドンは、何と村の守り神オンバクの首を持ち去ってしまった。

 取り戻さないと村は災いに見舞われる。奪還の使命はティンに託された。

 貧しい村人が苦しい中で持ち寄った旅費を携え、ティンは大都会バンコクへ。
 村出身のハム・レイの力を借りてドンを探し出し、オンバクを取り戻そうとしたが、都会の悪習に染まったハム・レイは村人の切なる思いのこもった旅費をバクチですってしまうなど、ティンを利用することしか考えていない。

 ティンはオンバクを村に奪還することができるのか? 
 


(あれこれ)
 

 
 こいつがドン。いかにもチンピラ。

 「ごくせん」の教頭に似ている。

 
 合掌しているのが敬虔な仏教徒で、ムエタイの秘伝を授けられたティン。 

 

 

 
 ハム・レイという名を棄て、ジョージという名で、都会バンコクでチンピラ稼業をしているノンプラドゥ村出身の男。 

 
 ジョージの仲間のムエ。

 気の強いお転婆娘で、賭けバイクレースやインチキトランプでジョージとつるんでいる。

 姉がンゲクで、姉はヒモのドンに食い物にされている。 

 

 
 チンピラのボス格ペンと、ジョージ及びムエがトラブって、巻き添えをくらい追われることになったティン。

 
 鉄条網の輪くぐりをするティン。 


 

 
 自動車をまたいだり、下をくぐったり。

 
 コム・タンの経営する闇酒場で、連夜、違法な賭け試合が行われている。

 

 

 
 

 
 黒幕のコム・タン。

 喉に機械を当ててしゃべる。声帯が病気なのであろう。こうゆう人、別の映画で見た気がするが、思い出せない。

 
 コム・タンの用心棒サミン。

 彼も少し前までムエタイの戦士だったらしく、ティンとリングで試合するが、圧倒する。
・・・・・・・しかし、それは八百長だったようで、実力はティンが上。

 ラスト近くで、セルフドーピングしまくって、非常に「あぶない」状態になっていた。

 

 
 

 

 

 
 

 
 

 
 

 
 

 

 
 よく予告編でも出ていた「炎の飛び膝蹴り」

 

 
 じゃ、これは「炎の飛び回し蹴り」か。

 

 
 敵のメットを破壊する飛び膝蹴り。

 


 コムタンの一味は大きな仏像をも首チョンパしようとしていた。

 正義の鉄槌を下すティン。

 
 どんだけ身体が回って、どこで当たるのかわからんくらい、回転するティンのキック。


 
 


 
 



 このおっさんは、最後に、仏像の罰(ばち)があたる。



 



 姉のンゲクも仲間のジョージも失ったムエは、ティンの故郷ノンプラドゥ村に来たようである。



 ワイヤーアクションもCGもスタントマンも早送りも使っていないというのが売り。確かにトニー・ジャーの身体能力は凄いの一語。

 よくカンフー映画で、人の身体(肩や頭)を踏み台にするシーンがあるが、ほんとにそれで「義経八艘飛び」(←相変わらずたとえが古い)をしているのには驚き。

 漫画家西原理恵子が脳天のことを「天こす」と表現しているが、主人公が天こすにヒジを落すシーンなんか、ほんまに痛そう。相手役もたまらんやろうなぁと思う。 
 


(資料)
『マッハ!!!!!!!!』   Ong Bak:Muay Thai Warrior  

2003年 タイ作品
監督:プラッチャヤー・ピングーオ

 
主演 役名 俳優
ティン トニー・ジャー
ジョージ(ハム・レイ)   ペットターイ・ウォンカムラオ
ムエ プマワーリー・ヨートガモン
ンゲク ルンラウィー・バリジンダーフォン
コム・タン スチャオ・ポンウィライ
ペン チェータウット・ワチャラクン
ドン ワンナキット・シリプット
サミン チャタポン・パンタナアンクーン


★★★☆


 
 お疲れ様でした。

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