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アジア映画れびゅう(42) 「いかレスラー」  

(ご注意)思い切りネタばれです。まだ観てなくてストーリーを知りたくない人は、お気をつけください。
 
また、記憶違いなども多いでしょうが、ご容赦ください。


「いかレスラー」

(ストーリー)
 プロレスのタイトルマッチに勝利した田口というレスラーが、チャンピオンベルトを手にしようとしたその瞬間、「いか」の着ぐるみを着た男(?)がリングに乱入し、田口をノックアウトしてしまった。
 何と、その「いか」は、不治の病で引退した岩田貫一というレスラーが超絶的な修行で病を克服し、おまけに身体まで「変態」してしまった姿であった。

 田口の婚約者、美弥子はかつて岩田の恋人だった。彼女は、「いか」の正体が岩田だと見破り、田口と別れて「いか」のもとへ。

 リターンマッチにのぞむ田口は、自らも「たこ」へ姿を変えた・・・・・。

いかレスラー

 


(あれこれ)

 上のストーリーを読むと「ばかばかしいなあ」と思うだろうが、実際に観るともっとばかばかしい。
 正月の頃に、TVの深夜放送でやっていた。映画館だのレンタルビデオだの、少しでもお金を出してたら怒ってたかもしんない。

 上記のタイトルマッチというのが超日本プロレスのIMGPというから、新日本プロレスのIWGP選手権のこと。

 主役が新日本プロレスの西村修。彼は、現実でも難病を克服しリング復帰を果たしている。「俺は長州のせいでストレスがたまり、ガンになった。長州は仇だ」と公言している。リング上で瞑想したり、対戦している相手が反則などをすると「人としてあるべき姿、正道に立ち返れ」と諭したり、すっかり別の世界に行っちゃった感じのするレスラーなので、あえてレスラーの中で「いか」を探すなら彼しかいないであろう。

 田口を演じているAKIRAも、新日本プロレスのレスラー(昔は野上彰といった)。

 「いか」と「たこ」が戦い、その後で、「いか」が謎の男に路上で襲われる。昔の、猪木とタイガージェットシンのストリートファイトをイメージしているのだろうか。いか、たこは軟体動物だが、いかにも(「イカにも」ではない)硬そうなその謎の男は「しゃこ」レスラーだった。まあ、どうでもいいや。

 予約録画してたやつを何かしながら観てたので細かいとこはほとんど覚えていないのだが、ラストだけは覚えてる。仲良く肩を並べる「いか」と美弥子の二人。その姿がラストでは「影」で映し出される。すると、その間に小さな「いか」の影。「いか」の形をした赤ん坊が生まれた・・・・・ってオチでした。


(資料)
2004年 日本作品
監督:河崎 実
主演 いかレスラー(岩田貫一) 西村 修
田口浩二(たこレスラー)  AKIRA
美弥子 石田香奈
超日本プロレス社長 ルー大柴


★☆



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