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(No35) 仏像鑑賞のご案内その35 その他の菩薩   

 望月信成・佐和隆研・梅原猛共著の『仏像 心とかたち』(NHKブックス)では、古来日本人が仏像を鑑賞するにあたっては、いわば仏像を対象に自らの抒情詩を語る方法と、専ら様式に拘泥する二つの方法があったとしている。
 私が目指すのは、後者、すなわち様式論に限定するものである。





(1)  馬鳴菩薩

 もと養蚕の神で、蚕神(さんしん)とも呼ばれる。

 主に画像にあらわされ、馬に乗った馬鳴(めみょう)菩薩のまわりには中国風の衣装をまとった眷属が描かれる。

 手は二本のものと、六本のものがある。

 かつて中国では盛んに信仰され多くの画像が作られたが、現存するものは少なく、日本ではほとんど作例そのものがない。


(2) 般若菩薩

 『般若経』の本尊だが、彫刻は作られないのであまり知られていない。

 胎蔵界曼荼羅では中心に描かれる重要な菩薩である。

 



(3) 五秘密菩薩

 五秘密菩薩とか、五秘密曼荼羅と呼ばれる。

 中央に大きく金剛薩埵(こんごうさった)を描く。金剛鈴(こんごうれい)と五鈷杵(ごこしょ)を持つ。

 東方に欲金剛(よくこんごう)を描く。矢を持つ。

 南方に触金剛(そくこんごう)を描く。背後から金剛薩埵を抱く。

 西方に愛金剛(あいこんごう)を描く。摩竭魚幢(まかつぎょどう)というのぼりを持つ。

 北方に慢金剛(まんこんごう)を描く。両手を握って(二手金剛拳)座っている。

 



(4) 龍樹菩薩

 

 



(5) 転法輪菩薩

 

 



(6) 大随求菩薩

 

 

 



(7) 五大力菩薩

 

 



(8) 賢劫十六尊

 

 


(9) 二十五菩薩

 

 


 

 

 整備中ですが、データベースは下から↓
如来部 菩薩部 明王部 天部 垂迹部


  

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