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(No26) 仏像鑑賞のご案内その26 その他の観音菩薩   

 望月信成・佐和隆研・梅原猛共著の『仏像 心とかたち』(NHKブックス)では、古来日本人が仏像を鑑賞するにあたっては、いわば仏像を対象に自らの抒情詩を語る方法と、専ら様式に拘泥する二つの方法があったとしている。
 私が目指すのは、後者、すなわち様式論に限定するものである。





(1)  六観音・七観音

 
六観音→聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・准提観音・馬頭観音。

 七観音→六観音+不空羂索観音。




(2) 三十三体観音

名称 その他
楊柳観音(ようりゅうかんのん) 右手に柳の枝を持つ。
龍頭観音(りゅうず)  
持経観音(じきょう)  
円光観音(えんこう)  
遊戯観音(ゆげ)  
白衣観音(びゃくえ) サンスクリット語でパーンドゥラヴァーシニー。
胎蔵界曼荼羅蓮華部院の西北隅。
蓮臥観音(れんげ)  
滝見観音(たきみ)  
施薬観音(せやく)  
魚籃観音(ぎょらん) 右手に魚籃を提げたすがたに作られる。
徳王観音(とくおう)  
水月観音(すいげつ) 水中の月を見る姿。
一葉観音(いちよう)  
青頸観音(しょうきょう) ヒンドゥー教のシヴァが世界を救うため猛毒を飲み干し喉が青く焼けたことによる。
作例は少なく、青く塗られることもない。
威徳観音(いとく)  
延命観音(えんめい)  
衆宝観音(しゅほう)  
岩戸観音(いわと)  
能静観音(のうじょう)  
阿耨観音(あのく)  
阿麼提観音(あまだい)  
葉衣観音(ようえ)  
瑠璃観音(るり)  
多羅尊観音(たらそん)  
蛤蜊観音(こうり)  
六時観音(ろくじ)  
普悲観音(ふひ)  
馬郎婦観音(めろうふ) 魚籃観音と同体であるといわれる。
合掌観音(がっしょう)  
一如観音(いちにょ)  
不二観音(ふに)  
持蓮観音(じれん)  
灑水観音(さんすい)  

 



 
 整備中ですが、データベースは下から↓
如来部 菩薩部 明王部 天部 垂迹部


  

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