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(No20) 仏像鑑賞のご案内その20 十一面観音菩薩   

 望月信成・佐和隆研・梅原猛共著の『仏像 心とかたち』(NHKブックス)では、古来日本人が仏像を鑑賞するにあたっては、いわば仏像を対象に自らの抒情詩を語る方法と、専ら様式に拘泥する二つの方法があったとしている。
 私が目指すのは、後者、すなわち様式論に限定するものである。





(1)  十一面観音菩薩の意味

 
十一面観音菩薩:サンスクリット語で「エーカダシャ・ムッカ」。

 「エーカダシャ」とは、「十一」、「ムッカ」は「顔」の意味。

 十一面観音は、ヒンドゥー教のシヴァ神を仏教に取り入れたものといわれている。

 



(2) 十一面観音菩薩のすがた

 
  顔・手足・印相 持物・装飾品 台座・姿勢 その他
一般的な十一面観音菩薩  中央の大きな顔(本面)と合わせて十二面が一般的。
 正面の三面は慈悲相。左の三面は瞋怒(しんぬ)相。右の三面は白牙を上に向けてむき出し、後ろの一面は暴悪大笑面、頭のてっぺんは如来相。 



 

 




 
 整備中ですが、データベースは下から↓
如来部 菩薩部 明王部 天部 垂迹部


  

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