移動メニューにジャンプ

(No146) 「大遣唐使展」 鑑賞記 その3

 平成22年6月19日(土)、上記講演会を聴きに行った時ついでに・・・・・ではないが鑑賞した展覧会のメモ・・・・・・・・・・・の続き(完結編)。



第五部 正倉院の時代 宝物の源流と奈良朝の工芸品


 「正倉院の時代」と銘打つだけあって、正倉院御物そのものが出展されるわけはないが、同種の品々などが展示されていた。

183 金貼海獣葡萄鏡  中国・西安博物院  中国陝西省西安市長安区郭杜鎮出土

 画像はここで。

 

188 重文 龍池鴛鴦双魚文銀洗  兵庫・白鶴美術館 

 画像はここで。


 

第六部 外交の舞台 アジアの秩序と諸国間の関係


 ここでは、唐そのものでなく、唐と交渉していた新羅、渤海、吐蕃、南詔などに関する文物が。

205 都管七箇国盒  中国・西安博物院  中国陝西省西安市西安交通大学出土

 画像はここで。

 よく覚えていないが、多分、唐を中心にして、回りに諸国の図柄が施されていたように思う。

 

 


 

第七部 ドキュメント遣唐使<第三期=9世紀>

 

 これまで十数年に一度だった遣唐使派遣は799年以降、少しずつ間隔が開いていき、ついに894年終焉を迎えるが、ここでは空海最澄らが最新の仏教を日本にもたらしたことなどを描く。


(1) 最澄、空海、求法の旅・・・・・第18次遣唐使

221 重文 伝教大師坐像  滋賀・観音寺

 画像はここから。

 

228 国宝 金銅密教法具  京都・東寺  唐・9世紀

 画像はここから、またはここから。

  チラシの解説文では「空海ゆかりの名宝  空海が唐から持ち帰った。法要の際に導師が直接手に執る最も重要な品で、真言宗の重宝として名高い」とある。

 講演会で触れられた法具がこれ。

 

229 国宝 錫杖頭  香川・善通寺  唐・9世紀

 画像はここから。

 本文では「明らかに日本の錫杖とは違う風格を示しており、空海請来とする寺伝も納得できる」程度の表現だが、キャッチコピーは思い切り「空海が持ち帰った国宝」。 

 

(2) 最後の遣唐使と留学生・・・・・第19次遣唐使

247 国宝 普賢延命像  京都・松尾寺  

 画像は例えば、ここから。

 

(3) 遣唐使の廃止とその後の日中関係

253 頭陀親王入唐略記  入唐五家伝(続群書類従)


 頭陀親王とは、以前西山厚先生の講演会で聴いた真如親王のことである。

 

261 国宝 伝菅公遺品  大阪・道明寺天満宮

 銀装革帯   犀角柄刀子   玳瑁装牙櫛  牙笏  青白磁円硯   伯牙弾琴鏡

(画像はそれぞれ道明寺天満宮HPから)

 

 


 どうもお疲れ様でした。

 
  

inserted by FC2 system