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(No127) 特別展「国宝 鑑真和上展」鑑賞記  

 平成21年5月10日(日)に香の講演会を聴きに行った時に観た奈良国立博物館における特別展。

 もう半年近く前のことなんで、ただのメモだけ。


【 1 唐招提寺の美術 「工芸」・「絵画」・「書跡」 】

県指定 薬師十二神将像 鎌倉時代

 
画像はこちら

法華経 巻第八 平安時代

 画像はこちら


【 2 金堂の諸像 】

国宝 四天王立像(多聞天・広目天・増長天・持国天) 奈良時代

 
四天王(金堂)の画像はこちら。広目天だけはここでも。 

国宝 梵天立像 奈良時代

 梵天の画像はこちら 


【 3 鑑真和上と唐招提寺 】

重文 東征伝絵巻(第二巻・第五巻) 鎌倉時代

 画像はこちら と こちら。絵巻なんで、右から見ていくと、仏像や僧がいて、船に荷物を積み込んで、出航する。
 しばらくは順調に船は進むが、左に視線を進めていくと難破して、さらに左を見るとほうほうのていで島に上陸している。

 第二巻の画像はこちら。船の上に僧が座っているが、バンバン浸水しており、左をみるとやっぱ、ほうほうのていで上陸している。

国宝 鑑真和上坐像 奈良時代

 顔のアップはこちら。全体像はこちら

 思わず沈黙。重源上人坐像も「凄いな」と思ったが、また一つ上か。
 

国宝 舎利容器 金亀舎利塔 平安時代

 画像はこちら。あと、こちらでも。

 舎利壺を包んでいるのが

国宝 方円彩糸花網 中国・唐時代

 
という美しいレース編み。


【 4 唐招提寺の美術 「彫刻」 】

重文 如来形立像 奈良時代

 画像はこちら

 ほぼ等身、榧(かや)材の一木彫成像。頭部、両手先がないが、東洋のトルソとして、その美しさは名高い。

重文 増長天立像(講堂所在) 奈良時代〜平安時代

 金堂の増長天は、左手を腰、右手に三鈷杵を握り振り上げているが、これはおとなし目のポーズ。

重文 衆宝王菩薩立像 奈良時代

重文 獅子吼菩薩立像 奈良時代 

 並んで安置されている両仏とも、あまりなじみのない名称。重量感のあるフォルムである。


【 5 授戒会・釈迦念仏会 】

重文 釈迦如来立像(礼堂所在) 鎌倉時代 

 画像はこちら

 像高は1.6mほど。縄状の髪、通肩の衣で、いわゆる清涼寺式の釈迦像。釈迦念仏会のコーナーに厨子とともに展示されていた。


【 6 御影堂障壁画 】

東山魁夷画伯奉納 御影堂障壁画 濤声 1975年5月完成

 画像はこちらこちらにも。

 今回の展示のメイン和上像は、唐招提寺では御影堂に安置されている。

 その御影堂の障壁画として画伯が奉納したもの。

 「濤声」は、宸殿の間、その他「山雲」は上段の間、「黄山暁雲」は桜の間、「桂林月宵」は梅の間、「揚州薫風」は松の間の障壁画。


【 7 金堂修理の歴史 】

国宝 鴟尾 (西)奈良時代 (東)鎌倉時代

 画像はこちらこちらにも。

 金堂の屋根西方に載っていた鴟尾は奈良時代のもので、いわゆる天平の甍。東方のものは、鎌倉時代に模してつくられたもの。



 
 どうもお疲れ様でした。

 
  

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