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(No1) 「ロボカップ2010大阪」 「ロボカップ」というのは、「2050年までにヒューマノイドロボットが人間のワールドカップサッカー優勝チームに勝利することを目指して、ロボットによるサッカーの実現をテーマにロボット工学や人工知能の研究を推進することから始まった国際プロジェクト」(大会パンフレットから転載)だそうだ。 これまでロボカップは、2008年は沼津、2009年は京セラドームで開催されたそうなのだが、2010年は、大阪市旭区の大阪工業大学キャンパスで開催されることとなった。 初日からお邪魔したかったのだが、何やかやとあって、結局最終日の4日(火)に行かせていただいた。
受付を通り、まずキャンパス2号館の「ヒューマイノドリーグ」を観に行った。 パンフの解説によると「ヒューマノイドリーグ 2002年の世界大会から正式種目となった自律型2足歩行ロボットによるリーグ」とあった。
10号館では、1〜3階で、子どもたちのために「大阪工業大学 モノラボ・ものづくり道場」という催しをされておられた。 これは、各チームが同じロボットを使って競う競技で、ロボット犬のAIBOで争うリーグと、フランス製ヒューマノイド(「人型」)ロボット(NAO)で争うリーグに分かれる。 私が行った時には、ちょうど人型ロボットで福岡工業大学と立命館大学との準決勝の試合だった。 司会とゆうか実況中継のお兄さんが、多分どこかの大学生なのだろうが、飄々とした感じでなかなかいい。 ここは、動きはありません。むしろ、外の淀川の堤防を見ていただいた方が。とっても春らしい景色です」
結局、時間内で決着はつかなかったのだが、決勝進出者を決めなければならない関係で、PK戦に突入することになった。 ところが、ロボットにとっては、本戦だけで「いっぱいいっぱい」だったらしく、見ると、立命館の人が、寝転がったロボットを必死で扇いでいる。どうやら「オーバーヒート」してしまったようなのだ。でも非情にタイムアップの笛が鳴る。
だいぶ、予定より進行が遅れてるらしく「ケツカッチンです!急いでください!」とあおりが入る。 福工大の記録は、「70cm」。(←何のこっちゃ?)
結局、立命はギブアップしたので決勝進出は福岡工大だったのだろう。
会場正面のステージで開催されていたのが、「ダンスチャレンジ」。これもパンフ転載で「ロボット技術に衣装や振り付けを競合し、音楽に合わせて自由なテーマでパフォーマンスするダンス競技です」とある。
これは、直径18cm、高さ15cm以内の車輪型ロボットで戦うものなのだが、今年から「ヒト型のロボットに置き換えた新リーグ」が実施されたようだ。 その前に観た「標準」のフランス製ヒト型ロボットの、転んだらそれでおしまい(中継の人も「介護の人は、いつ転ぶか、気が気じゃありません!」と言っていた)・・・のロボットと違い、転んでも、足をさっ!と両側に開き、その足をぴしゃっ!と揃える拍子に、みごとにすくっ!と立つ。
これは、「被災現場を模したフィールド内にいる被災者を遠隔操作、または完全自律型のロボットを使用して探査し、得られた被災者の情報(状態・場所など)の精度を競う競技です」とパンフにはある。
この種目には、旭消防署の方もいたく興味を示され連日見学に来られていたと、ロボカップ開催委員会の事務局長さんから伺った。
あと、10号館4階で、シミュレーションリーグも観た。 2Dだと、本物みたいに11vs11で争う。 一方、「3D部門では、ヒューマノイド型ロボットが3次元フィールドで技を競います」とある。
お疲れさまでした。
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